数学教師の書斎

自分が一番落ち着く時間、それは書斎の椅子に座って、机に向かう一時です。

朝から万年筆のインク漏れ?

2021-12-08 10:08:58 | 万年筆とシャープペンシルとノート
 何となく、久しぶりにペリカンのスーベレーン800の緑縞を取り出して、ノーチに書き始めようとした時、インク漏れか手にインクがついて、
困りました。手についたインクはなかなか除去できなくて、写真のように指先が青くなってしまいます。石鹸をつけて洗っても少ししか右側ならない感じで、朝から気持ちがブルーです。

 このペリカン800は20年以上前に、一時期万年筆の興味を持った頃に大枚をはたいて買った記憶があります。田舎では売っていなくて、東京へ行った際に丸善で実物を見たものの、丸善は定価販売なので、上野のアメ横で買った記憶があります。その後も東京へ行く際には丸の内の丸善と上野のアメ横での万年筆の渉猟は東京でのルーチーンの一つです。一時期、「趣味の文具箱」という綺麗な雑誌を購読していたことも、その雑誌を本棚に並んでいるのを目にすると思いますくらいですが。

 最初の頃のブログにも万年筆のことを書きましたが、最近は書いていなくて、それは、実際に、万年筆を使っていないことに起因しています。普段ノートを使って数学の問題を解いたりしながら文字を書いたり計算したりしています。ノートは写真のツバメノートの50枚のノートを使っています。使い切ると100ページ書いたことになり、ひとつの目安になるからです。今本棚にはこれは30冊ほどありますが、自分の思考の痕跡とも言えます。普段、ノートではシャープペンシルを使って書いていますが、使ってるのはぺんてるのTUFF0.9です。芯が0.9mmなので折れにくく、よく消せる消しゴムも付いていて、もう20年ほど使い続けています。

 このノートを基にして、パソコンでTexを使って原稿にするという手順なので、必然的に万年筆は使う頻度が少ないのですが、時たま、手帳などでは意識的に万年筆を使うようにしています。

 ペリマンの800ではFを使っていますが、日本語を書くには、私にはちょうど良い太さになります。このペリカンの800は、手に持った重量感がそのままペン先に伝わる感じで、しっくりと手に馴染む感覚が好きです。これで日本語を書くと丁寧に綺麗に書けるようになります。

 一方、モンブランではこんな感覚とは違います。
 

モンブランの中でもよく使うのが146で、ペリカンのようなしっくり感ではなく、だらーっとした感覚で、それはペン先が引っかからないからか、日本語を書く時でも、少し崩して書く際に味が出る感じです。後でそれを読むとなんとなく味のある文字に見えるのは私だけでしょうか。

 皆さんは、どんな時、どんな紙(ノート)に書く時に万年筆を使い分けておられるのでしょうか。あるいは、常に1つの万年筆を使われているのでしょうか。

 やはり万年筆を握って、文字を書いていると、何となく心も落ち着いてきます。そんな師走の朝です。



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