数学教師の書斎

自分が一番落ち着く時間、それは書斎の椅子に座って、机に向かう一時です。

1年ぶりの東京(1)

2020-03-01 05:57:39 | 日記
 先週1年ぶりに東京へ行きました。長女と長男がそれぞれ川崎と都内に住んでいるので、久しぶりに長女の孫とも会うことになりました。土曜の夕方に川崎駅前で落ち合い、長女の旦那さんも含め私の家内とで総勢6人でささやかな食事をしながら談笑しました。

 家内が仕事の研修で東京へ日曜月曜の2日間来る予定が入ったので、それに関連付けて今回の東京行きを決行しました。私は、実は月曜に名古屋で仕事があるのですが、当日朝一番の新幹線で間に合うので、土日の連泊をしました。

 東京へ来ることは孫の顔を見るという口実で年間1、2回ですが、来た際には、今回宿泊した大崎にあるホテルをいつも利用します。ここは、ほとんど駅と直結していて傘がいらなく、ホテルの入り口近くにコンビニがあり、非常に便利で最近はここばかり使っています。

 実は、今回は、東京へ来るに際しては、私は仕事で金曜日に名古屋に来て、そこに宿舎もあるので、時間の節約も兼ねて、そこで一泊して、土曜の朝に名古屋から東京へ来ました。家内は、仕事が終わってから土曜の午後に東京へ来て、川崎駅前で、皆が合流することになりました。

 新幹線で、名古屋方1時間40分ほどで、そこは私の貴重な読書空間と時間でもあります。でも、今回は少し残念でした。斜め横に座っていた女子4人のグループが大声で談笑をしていて、さすがに眉をひそめたくなりました。しばらくした頃だったでしょうか、静岡あたりで、私のとなりの席に座っておられた女性が、立ち上がって「静かにしてください」と一言。思わず私もその方の方を見て、相槌を打つとその方も私を見て相槌を打ち、同じように不快に感じておられたのだと。よく見ると騒がしかった女性グループは20代後半かなと思われる年齢でしたが、いろいろ思いを巡らしながら、これまで教えてきた高校生たちのことを、時代とともに変わる彼らの気質の変化とともに考えてしまいました。たまたま注意された女性と私は品川で下車しましたが、その際、注意を受けた女性グループの前を通る際、「すいませんでした」と一言そのグループの一人が声をかけたのには少し驚きましたが、それができる女性なら、なぜ集団で声高に雑談することを止められなかったのかなあという気持ちになりました。

 高校の教育現場でも同じように、教材研究をしている先生に前で同僚と声高に雑談をしている先生を見かけます。だいたいそんな先生は教材研究もろくにしないで、指導書の答えを自分の教科書に書き込んで、生徒にはそれを押し付けるような指導をします。国語ではよく見かける光景ですが。こんな成れの果てが神戸の小学校の教師同士のいじめ事件なのかもしれませんが。教材研究がまともにできるかどうかが、その学校の教育環境でいかに大切であるかを理解できる管理職が必要ですね。管理職に関しては、また機会があれば書いていきますが、なかなか世間には知られていない現状があり、思い込みや誤解も多いのではないでしょうか。(続く)