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入所のその後 続....介護日誌 認知症

2019年12月09日 | 日記

いよいよ今日で介護日誌も最終回です。

入所してからの最初の方の二日分を選んでその中から抜粋しました。

このころは私も母上様のところへ行ったり、私の母の施設のお祭りの準備で行ったりと忙しい

記事になっていました。

そんな中でも孫たちが来て一緒にお料理をして楽しんでいた様子が写真から分かりました。

そして過去記事から分かったことも......介護中の大変な時にでも今よりちゃんとお料理は

していたこと.....きっとパパさんがいたからだと思います(笑)

料理のまとめを見てちょっと安心しました。

 

それでは過去記事です。

 

2014年7月8日

タイトル 入所のその後

 

涙ながらに出発した母上様.....。

施設では母上様が部屋を間違わない様に扉には大きく名前が書いてありました。

母の時には経験がなかったので気配りが行き届いているなぁと嬉しくなりました。

 

家に帰りたくなっても困るので....

二日間は行かないで様子を見ることになっていました。

この日は三日ぶりに会ったのですが....どうも...泣いていたらしいのです。

職員さんの居ないところで泣いたらしく...職員さんからは大丈夫でしたよ~

もう..すぐに人気者になっていますよ....と言われました。

母上様なりに気を遣っていたんでしょうね。

 

ゆっくりくつろぎたい時には一階のロビーまで下りて行きます。

ここには売店もあり広々としています。

この施設は病院と併設になっていますからにお見舞いに来た人などもここで買い物をした

りおやつを食べたりしている様です。

この明るい黄色のソファーがとても気に入った様子でした。

モトさんがいなくなってからベツトを見るたびに寂しいと思っているのよ.....

また~......上手い事言って.....と言われてしまいました........

上手い事言ってって....

母上様はとても正直な人なんです。

だから思っていることは正直に言葉に出したり顔に出したりします。

それで何十年も関わって来たのですから分かり易いと言えば分かり易いのですけどね.....

 

昨日も行って来たのですが....ここに住むと言う事は分かっている様な分かっていない様

な、まだ..気持の上では良くは分かってはいない様でした。

認知症ですからね。

 

家を出るときは覚悟をしているかの様には見えましたし

お世話になったと言ってありがとうもたくさん言ってもらいました。

でもこの時のありがとうやすまなかったねっと言うのは

正直な本心だったと思いたいですね。

きっと.....本当にそう思ったんだと思います。

 

話をしていると.....家に居たあの若い女の人が作ったご飯が美味しかったから

帰りたい......美味しいご飯を作ってくれた女中さんが居たはず......

母上様はそう言い張ります。

えっ".....若いって言うのは違うけどそのごはんを作っていた女の人って私ですけど....

また、女中さんかい!と思って可笑しくなってしまいました。

 

でも帰り際には....私はもうここで暮らすことに決めた!

 その方が〇〇りさんもやれやれと思って嬉しいだろうし....私だってみんなに気を遣わな

くっても良いからここに住む事に決めた!。

いや~嬉しいだなんて.....それはないよ.....

そしてはっきり私の名前を言ったし...こういう時はしっかり私の名前は出てくるんだ。

やれやれなんて思ってはいないわよ。心配で寝られなかったんだから...心の中で思った。

本当に母上様には負けてしまいます。

 

これからも色々とチクッ、チクッと言われるでしょう.....でもそれは今までもそうだっ

たのですから...今更です(笑)

 

現実に....別に暮らすことを選んだのは母上様ではなく私達なのですから....

心から....本当にごめんなさい....

 

入所してから半月後の記事

 

どうしたかなっと気にもなっておりましたが少しずつ間を空ける日もあっても良いのでは

ないかと...職員さんから言われていました。

慣れるまでは帰りたいと言う里心が付いてしまうからなんだそうです。

 

今日は九時に着くように行ってみました。

受付に居た相談員さん....あら~丁度良い時に来てくださったわ....

お嫁さんに会いたいと言って今、涙を流されていたんですよ....と。

二階の母上様のところへ行ってみると私の顔を見るなり.....うぇ~んと、まるで

子どもの様に泣いてしまったのです。........

箪笥の中には...衣類が全部ビニールの袋にまとめられています。

どうやらいつでも帰られる様に準備しているらしいのです。

こんなことですから私もまだまだ気持ちも落ち着かない状態です。

 

パパさんも今頃になって昨日は体調不良を訴えていましたね....

でもお酒を飲んで....解消したらしいです。

お酒って便利ですね 真夏でもお燗ですからね.....余程好きなんだと思います。

これがなかったらここまで来られなかったでしょう....もっと早くギブアップしてたに違

いありません(笑)

母上様は入所してから半月が経ちました。

落ち着くにはもう少し時間が掛かるのかもしれないですね。

今日もたくさん話をして来ました。

 

 

追記

今日で介護日誌は終わりにします。

長々と過去記事にお付き合いをして頂きましてありがとうございました。

この後はこの老人保健施設に三ヶ月お世話になり、その後は

同じ系列の特別養護老人ホームと移りました。

運良く新しく開設になった新築のホームです。

それなので順番は待つことなく直ぐに入所出来たと言う事です。

 

特養になってからも....

想定内.....想定外の事が色々とありました。

後悔したくない私は出来る限り会いに行きました。

(やろうと思うと頑張るのです。意外と意地っ張り)(笑)

 

母上様は施設の中ではとても人気者になっていました。

それはとても正直なので若い職員さんには、あんた💛可愛いね、綺麗だねっと

毎回お世話する度に言っていたそうです。

職員さんは20代の人30代の人みなさんお若い人たちばかりです。

肌は若々しく輝いて見えたのでしょうね。

職員さんはとても嬉しかったと言っていました。

 

施設に入ってからも何度も骨折や病気で入院しました。

肺炎、尿路感染、大腿骨骨折、膝の骨折、骨盤骨折....湿疹など

骨がもろくなっていたのでどうにもなりません。

そのたびに家族も当然大変になりました。

施設に入ったからと言っても楽ではないのです。

そんなことですから職員さんには大変お世話になりました。

 

認知症と言ってもその方によって様々です。

母上様のように夜も寝ないで大きな声を出すとか徘徊しようとしたりする人

私の母は同じ認知症でも大腿骨骨折からすぐに車いすになったので動くと言う悩みは無

かったです。

その代り大腿骨骨折の時の痛みがいつまでも頭に残っていたようでベットの移動や

お風呂の時は大きな声で痛みを訴えていました。

二人の母から思うことは同じ認知症でも随分違うということです。

母上様は3年そして母は10年施設にお世話になりました。

 

二人の母たちは職員さんからはとても可愛がって頂きました。

モトさん💛千代さん💛いつも職員さんの優しい言葉かけが聞こえてきました。

 

私の母が施設にお世話になる時に凄く悩んだんです。

初めての事でしたから。

そんな時に理事長さんから言われたことがありました。

〇〇さん...悩むことは無いのよ。今は時代が変わったのですよ!

家での24時間介護は家族だけでは無理なんです。

今は資格をもっている専門家にお願いした方がいいのですよ。

そう言って頂いたときは本当に嬉しくって理事長さんの前で

涙になったことがありました。

 

施設の事では今からもう五年前のことになります。

色々と制度も変わってきているようですし値上がりもしています。

母上様の時に一年ほど経った時に国から....

入所している人の全財産の現状を提示をするように言われて

驚いた事がありました。

定期預金や投資信託、普通預金、不動産等々、普通預金に当たっては残高のコピーまで

も、たくさんの財産のある方は安くは入所出来ないような....

そんな感じに私は受け止めていました。

市役所にその書類をパパさんと一緒に提出に行った時に息子さんらしき人の書類は白紙で

した。

無言で書類の提出をしていました。

市役所の職員さんはとても若い人...黙ってその書類を受け取ってはいましたが....その後

どうなりましたことやら。

全財産の提出を言われても戸惑いがあったのかと....

我が家の場合はそんなに母上様のお金もなかったので普通預金だけのコピーを

持って行きました。

拒んで出さない人もいたようです。後から聞いた話です。

その事は今はどうなっているかは分かりません。

 

最初、母上様が入所した当時は一ヶ月八万円程度でしたが

その後値上がりしまして一ヶ月10万円少し超えました。

それでも年金内で収まっていたので助かりました。

もし私が将来入所するようになった時にはさらに値上がりしているのではないかと思います。

とても今の私の遺族年金では足りないと思います。

なので....施設のお世話にならないように....認知症にだけにはならないように気を付けた

いと思っているところです。

 

 

母上様が入所してからの一年後の2015年にはパパさんは癌の宣告を受けました。

二年間の闘病生活を終えて人生の幕を下ろしました。

そしてパパさんの死の三日後....母上様も息子であるパパさんのところへと....天に昇って逝きました。

パパさんは一足先に天に昇り母親の手を引いてあげたのかもしれません。

パパさん享年76歳....母上様は98歳

そしてこの一か月前には私の母は102歳で旅経っています。

みんないっぺんに居なくなってしまいました。

 

皮肉にも認知症になって初めて体を張って母親と向き合う事が出来たパパさん。

そして、最後の最後で親子の絆が出来た事....

パパさん....お母さんと仲良く天国で過ごせる事になって良かったね。

私が今思っている事です。

 

 

二人が居なくなった今の我が家は抜け殻になってしまって本当に寂しいです.

三人の三回忌が終わった今でも無性に寂しさに襲われる事があります。

もう...いい加減にと思う方もいるのかもしれませんがこの事は大切な家族を失った人にし

か分からないのです。

 

 

最後は簡単にまとめたいと思っていましたのに.....

謙虚さが足りない私は今日も長々と書いてしまいました。

本当に失礼いたしました。

 

どなたか...お一人でも参考になったと思って頂けたら嬉しいのですが....

 

 

みなさま~今日もご訪問ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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