お先に下山します☆彡

目指せ!エンディングノート(*^^)v

ホタルナイト 第2夜

2022-05-30 01:34:41 | その他

前回の第一夜は初ロケーションに慣れるため、色々乱撮りしました。
今日の目標は、4K動画長回しです。


第1夜はHDRモードでしたが、今回は定点4Kで微妙にアングルとピントを変えながら5分から10分の撮影を繰り返し、全部を無編集のまま繋いでます。
4Kで撮ったら大画面にも耐えられるかなあぁってテストね。
トータル56分動画となりました。長すぎ!
定点撮影で変化が少ないですが、どうぞお好きなシーンを探してみてください。ホタル愛好家の方には、各個体の気持ちも分かると思います。
(現場音消すの忘れて周囲のオシャベリも入っちゃた。ゴメン)
はいこれ↓(3GBもあったw)
撮影データ:4K 24fps / F4 18mm-105mm ISO32000
時間:PM8時~PM12時

土曜日だったので鑑賞客多く、色々難儀しました。
チビッコたちが三脚にぶつかる。大人たちがホタルに向けて懐中電灯じゃんじゃん点ける。車客がホタルロードに乱入ヘッドライト全開。不慣れなカメラマンがフォーカス合わせに赤外線補助光繰り返し発光、、etc。
秩父あたりのヒメホタル聖地でこんなことやると、一発退場になりますが、ここは撮影ポイントが無数、生活道路でもあり皆さん大らかな気持ちで許しています。

ゲンジボタル観賞の基本知識は大体以下になります。
  • 婚活は、オスが飛翔し、メスは飛びません
  • 今回は飛翔数が少なく圧倒的オス天国、メス選び放題パラダイスでした
  • 彼氏募集中のメスは、地上で点滅し積極的にアピールします
  • 点のまま発光中は、交尾中か休憩中
  • 好みのメスを見つけるとオスが急降下、逢引儀式が始まります
  • カップルになるまで激しく発光し争奪戦が随所で発生します
  • 男前には複数のメスが寄ってくる、根性無しの男はすぐ逃げ出す等々
このへんを注意して鑑賞すると楽しさが倍増するかと思います。
ホタルの婚活は1週間。この短い期間に全力をかけ未来へ生命をつなぎます。優しく見守りましょう。

次回第3夜では、この争奪戦に特化し、今夜また撮影行ってきます!


ホタル豆知識:

クラゲやホタルの生物発光を研究し、2008年ノーベル化学賞を受賞したのが日本人の下村先生です。
先生が発見したGFP(緑色蛍光タンパク質)は、その後生態化学の様々な分野に応用され遺伝子分析や医療技術の発展に大きく貢献しました。
発光はエネルギー消費を伴うはずなのに、ホタルにしろクラゲにしろ何故無尽蔵と思えるほどの発光が可能なのか?。従来の化学では何らかの酵素が反応すると考えられていたところ、ルシフェリンやルシフェラーゼが段階的にタンパク質や酸素と反応することで最小限のエネルギーで発光が続くことが解き明かされました。その後多くの発光物質が発見され、人工的にホタルやクラゲと同じ発光操作を加えることで生体に安全に様々な細胞を発光させられるようになりました。
ホタルの発光は、数億年の進化の過程で彼等が獲得したハイテクなわけです。
ただ、何故、なんのために発光するのか、その理由は未だに解っていません。様々な通説はありますが、どれも科学的に証明はされておらず、これを解き明かせば次のノーベル賞は、、、たぶんあたなのものです。
そして、人間の未来は、、おでこが光る!?
ホタルの先には1億円(賞金ね)w

(^^)/