地理バカ日誌 ☆*:. 地図の園 .:*☆

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             by まつおか秘密研究所

高度経済成長期の地方の工業化について

2020-05-30 20:23:38 | 学問
 Web授業の準備の一環で・・・・ちょっと、日本の高度経済成長期からその後の低成長期にかけて、地方の工業化がどのように推移したのかに関しての資料作り。

 経済産業省の工業統計のアーカイブから、統計書の頁のスキャンPDFしか提供が無い1955年とか1970年について、印刷の(スキャンの?)具合が悪くて「“8”か“9”か判読できん!」などと格闘しながらデータをまとめて・・・・

 まずは、1955年の都道府県別の従業者数(ただし従業者4人以上の事業所)の分布をあらわした地図です。

  マップ100
 

 この時期のもの、自分でデータを使ったり図化したのは初めてでしたが、これについてはだいたい予想通り。

 では、その後の高度経済成長を経て、1970年にはどうなったか?

  マップ101
 

 もちろん、全体的に従業者数は増加したわけですが、いわゆる太平洋ベルト、瀬戸内から北九州(福岡県)にかけては、思ったほどには伸びてなかったのと、東北地方は意外に増加率が高かったのが、予想外。
 もっとも、太平洋ベルトの地域は、1955年時点で東北地方などに比べると既に工業集積が大きめだったということはありますが・・・・

 

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