地理バカ日誌 ☆*:. 地図の園 .:*☆

地理ネタ、地図ネタなど、いろいろ気ままに書いています。

             by まつおか秘密研究所

昨日に続き、「世帯あたり消費量」の地図を

2015-05-10 15:50:40 | 社会・経済
 昨日の「パンの消費量」に続いて、コメやめん類も世帯あたり消費量を地図にしてみました。

 まずは「コメの消費量」。

     マップ017
  

 1位は佐賀、2位は静岡、最小の47位は岡山で、1位と47位ではほぼ2倍の差です。「コメどころ」のイメージが強い新潟から東北・北海道の消費量が比較的多いのは納得できますが、岐阜、奈良、静岡が上位に入るのは、どんな理由があるのでしょう?また、上位と下位でこんなに差があるというのは・・・

 それから、食パンで1位だった京都は、13位です。けっこう上位で、秋田や福島よりも少し消費量が多いくらいです。


 続いて「めん類の消費量」の地図です。
 なお、これは(コメも昨日のパンもそうですが)外食ではなく、家で食べる量だということに注意を!

     マップ018
  

 1位は香川(高松市)で、2位は京都です。香川は・・・さすが「うどん県」ということで納得。しかし京都は・・・家でコメもパンもめんも、よく食べるってことでしょうか? 他にも近畿から瀬戸内にかけて、それから東北地方、北陸などで消費が多くなっています。


 では、めん類を細分して少し詳しく見てみます。
 まずは「生うどん・そばの消費量」(下左)と「乾うどん・そばの消費量」(下右)です。

     マップ019 & マップ020
  

 「生」の方は、1位はダントツで香川です。2位は京都で、量的には香川の8割弱です。他に、近畿から瀬戸内諸県、北陸で高くなっています。統計値は「うどん」と「そば」の合計ですが、うどんの量の割合が高いことが推測できます。一方で「乾」の方は、東北地方で多く(ここでも京都は多めですが)、そばの割合が高いのだろうと思いますね。
 わが家はうどんもそばもよく食べますが、うどんは乾麺を使うことはほとんど無く(少し前はよく自分で打ってましたが、最近は冷凍が多い)、そばはほぼ乾麺しか使わないといった具合ですから、商品の流通自体がそんな傾向かと。
 ところで、福岡はうどん屋さんが多いですが、「生」では45位です。外食中心なのでしょうか。


 次は「中華めんの消費量」。

     マップ021
  

 1位は青森、2位は岩手(盛岡市)です。盛岡は「冷麺」ですか? では、青森は? 以下、沖縄(那覇市)、山形、岡山と続きます。 地方でいうと東北や北海道での消費量が多めですね。近畿も比較的多いです。


 最後は「スパゲッティの消費量」です。

     マップ022
  

 1位は埼玉(さいたま市)、2位は福岡、3位・東京(特別区部)、4位・北海道(札幌市)、5位・神奈川(横浜市)です。東京周辺で多いのには理由がありそうですが・・・
 わが家はスパゲッティも好きで、だいたいキログラム単位で常備していますが・・大阪はまん中より少ない方ですね。
コメント
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