龍神村に生まれて

僕は和歌山県龍神村に生まれ、13歳まで龍神村で育った。大人になって、龍神村について何も知らないことに気がついた。

ねずる

2010-12-23 10:34:01 | Weblog
先日、大阪で関西の方々とスープを飲んでいるときでした。

急に“ねずる”という龍神で使っていた方言が浮かんだ。


それは、濃厚なスープを飲み終わって、そのスープの入ってた容器を店の方がさげに来た時でした!



“ちょっと待った、容器に残ったわずかなスープの残りを、まだなめるのでさげないで下さい。”

と、冗談で言おうかなと思ったときに“ねずる”が僕の脳内に現れた。



そう、容器に残ったわずかなスープなどを“なめる”ことを“ねずる”と言った。


いっけん品の無い言葉の様だか、16世紀のヨーロピアン貴族の間では、普通にねずられていたそうです。


…うそや。



ねずる



和歌山弁辞書に載っていた。
ちゃんと漢字もあったよ。

“舐る”

この場合のなめるは“舐める”と書くから、同じ漢字なんだね。
はじめて知った。


九州では、同じ字を書いて“ねぶる”と言うらしいよ。




“ねずる”“ねぶる”使用が判明している地域としてはかなり広いようです。
岩手県・富山県礪波・石川県江沼郡・福井県・山梨県南巨摩郡・長野県上伊那郡・岐阜県・愛知県・三重県・近畿地方以西のほぼ全域・・・らしい。


おおもとは京都だと思うけどね・・・?


京都では使いませんか?





今年最後の記事は“ねずる”で終わってええん?龍神村!



『ええよ~。』(龍神村!)

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1 コメント

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言います。言います! (Boo)
2010-12-24 02:01:09
 「ねずる」は 初めて聞きましたが、「ねぶる」の方は 現在でも京都で使われていますよ。

 「うちの子、指ねぶるのが直らへんのや」
(指をしゃぶる癖が直らない)
とか

「年とったら指紋があらへんやろ。そやし指ねぶらんと本めくれへんのや」
(年をとると指紋がなくなるでしょ。だから指を舐めないと本がめくれないんですよ)

などと使います。

 えっ、私?
ワタクシはお上品なので、使いませんわ。
なめんなよ!!
(子供の頃使ってたような・・・)

 又 色々な言葉を思い出して下さいネ。
懐かしくて癒され、楽しくなります。

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