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いつか元気になぁ~れ♪

ある日の突然の体調不良。
そして突然見つかった脳動脈瘤。術後元気になるまでの日記。
そして新たに息子と私の日記。

術後1年目頑張ったね!旅行 美瑛~富良野

2008-06-29 | 旅行
旭川での診察も終わり、「術後1年目頑張ったね!北海道旅行!」へ出発♪

旭川へは今まで5回来ているのですが、旭川市外に出かけたことがありませんでした。
もちろん診察で来るので、当たり前なのですが・・・。
また遠出できるだけの元気も無かったのです。
でも少しは元気になった自分にご褒美と記念旅行です。

娘と2人。のんびりと旭川から美瑛~富良野へ出かけました。
美瑛の街の美しさにため息です。
どこまでもどこまでも広がる草原は自然の力強さを感じました。

富良野では、静かな風と共に微かにラベンダーのにおいがしました。
とても素敵な硝子工房があったり、色々探して泊まったホテルが素敵な場所だったり、
術後1年自宅療養だった私は、久しぶりに素敵な出会いがありました。
こうして元気になれた事に改めて感謝です

 真っ直ぐな道、溢れる緑。

空の青と、緑と大地。静かな空気の中に吹く風が余りに気持ち良くって、
今までの悩みなど消え去ってしまいました。

心も体も元気になった小旅行でした。

とても素敵な場所だったので、少しづつブログに綴りたいと思います。


   

旭川へ診察♪

2008-06-29 | 脳動脈瘤
先週は旭川へ診察に出かけてきました。
術後1年目・・・。
もう何年も経った様な気がするのですが、まだ1年なのですね。
この時期の旭川は、とても気持ちの良い気候なので、行くにはおすすめの時期です。

飛行機に乗りながら、退院してきた時の事を思い出しました。
その時から比べれば、随分元気になりました

それに今回は診察だけでなく、少しだけ小旅行も予定に入れて、術後1年目お疲れ様旅行もと少し欲張りな予定です。

上山先生の診察日は週に1日だけですので、とても!とても!混んでいます。
検査は数時間で終わりましたが、診察時間は真夜中・・・でした。
私は一番最後の患者だったので、24時過ぎに診察開始。
何の問題点も無く、至って良好!
ただ、比較的若い時期に手術となったので、数年後か数十年後にはまた脳動脈瘤ができる可能性が高いそうです。
そして、今後出来る脳動脈瘤は手術をした場所から対称的に出来るそうです。

「今度は、対称的な場所に出来るから、手術になったらバイパス手術になるからね。腕に傷が付いちゃうなぁ~」と先生は満面の笑顔で説明してくれました。
その笑顔を見ていると、今度また難しい場所に出来てしまっても、安心!と心配もなくなります。

「今後は1年に1回の診察で大丈夫だよ。毎年元気なお顔を見せなさい。頑張るんだよ!」とあの優しい口調で励ましてくれました。
診察日は沢山の患者さんの苦しみを受止め、受け入れ、手術も難しいものが多いはずです。
とてもお疲れのはずですが、診察をすぐ終えてしまったりせず、患者の心を受止める上山先生にいつも感謝しています。

診察が終わるといつも「私も頑張らなくちゃ!!」と反省するばかりです。
来年診察に来る時は、「具合はどうだ・・」と聞かれたら、「元気です!」と言えるよう私も頑張らなくては!少し位の体調の悪さに負けてはだめ!と術後1年目を終えました。

・・・・ありがとうございます。上山先生。
「いつか元気になぁ~れ」そのいつかが少しだけ見えたような気がしました

息子の病院

2008-06-10 | てんかん
今日の天気は

天気が良かったからなのか、疲れが取れたのか久しぶりに私の体調も落ち着いていました。

先週、静岡の息子の病院に診察に出かけました。
すごーく疲れて、自宅に戻ってから数日間は寝込んだ母です。(ぐすん・・・)

病院は自宅から車で4時間程掛かります。
出かける数日前から体調もいま一つの状態で車の長距離運転。
電車か車か・・・と悩みつつ時間の事を考えて車にしました。
体調がいま一つだけに、神経を集中させて運転。。。

私の体調を考慮して、診察日の前日に出発。
さて、ホテルに泊まってと思っていたのですが、息子が一言。

「ホテル代高いし、お姉ちゃんの家に泊まろうよ。あいつも喜ぶしさ・・・」

結局名古屋まで、運転して行きました。
病院から名古屋まで2時間弱。
まっ!いいかと軽く考えていたものの、今回ばかりは名古屋がとても遠く感じました。
何度も車で名古屋へ行っていたのに、今までは距離を感じることも無かったのに、
やっぱりちょっと体の調子が悪かったのでしょうか。

名古屋は美味しい食べ物が沢山あって、大好きな街です。
ひつまぶし、味噌カツ、味噌煮込みうどんなどなど。

息子は「名古屋に着いたらひつまぶし食べに行こうよ!」とわくわく♪
ひつまぶしを食べたくて「名古屋へ!」という言葉が出てきたのだな・・・と後で思いました。
・・・・全く親の事など考えてないのね~
でもそれも息子の体調が良い事!と自分を宥め、翌日病院へ。

「静岡てんかん・神経医療センター」はてんかんや神経医療の専門病院です。
てんかんの研究に対しての資料を読んで驚きました。
てんかんもまだまだ研究しなければ、分からない点が沢山あるようです。
頭の病気はまだまだ解明されていない点があるのですね。

今回の息子の診察は、初めて薬を飲み始めて2ヶ月の状態の確認と、血液検査、体の状態の検査でした。
薬を飲むことによって、血中濃度が濃くなったったり、肝臓を傷めてしまったりするようです。
検査結果は「異常なし」一安心です。
薬を飲み始めて倒れると言う発作もありませんし、至って息子は健康!元気!です。

でも、今飲んでいる薬の量では発作を止めるだけの作用は無いそうです。
2週間で1錠づつ増やしていくのですが、2錠までは体調の変化などは無かったのですが、3錠になったら「だるさ、倦怠感、眠気、吐き気」があり、2錠に戻りました。
2錠を1ヶ月程続けてから、3錠に変更。
2錠で体を慣れさせたのか、今度は副作用の様な状態にはなりませんでした。
今は3錠です。

先生:「少なくても4錠から5錠飲まなくてはいけません・・・。様子を見ながら増やしてください。手がぴっくっとなるのは止まりましたか?」

息子:「たまにあります」

先生と話しているのを黙って聞いていました。
息子の発作は倒れないだけで小さな発作は続いているのです。
手がぴっくっとなるというのは小さな発作です。
てんかんというとバタン!っと倒れるのが一般的ですが、手がぴっくっと一瞬引っ張られるような感じで動く症状も発作なのだそうです。
初めての診察の時に色々な発作があるのだと驚きました。

すっかり元気!な息子の姿に「もしかして直ったかも・・・」なんて思った私は自分の甘さを恥ずかしく思いました。

薬を増やしながら飲み続けること、それでも手のぴっくっと動くのが止まらないようであれば、薬を変えてみるという事で診察終了。
最後に初診の時から気になっていた事を相談してみました。

「先生、息子の病気が私の遺伝か何かなのか調べることはできますか?」

「血液で調べることになります。でも結果が出るのは長くて年単位です。大丈夫ですか?」

「年単位!」

「人間の遺伝子は数十万個以上あります。それを一つづつ調べていくのです。遺伝子解析研究として調査することはできますが、調査いたしますか?」

調査の内容の説明を聞きながら、遺伝子の奥の深さを感じました。
人間の体の中の細胞の数!全く素人の私には驚き!!です。

「お願い致します」

たとえ年単位での検査でも私の体からの遺伝で息子がこうなったとしたら、息子が子供を持つ時に参考になると思ったのです。
父をなった息子が自分の子供の小さな変化に驚かず、対応できるはずだと思ったのです。

息子と私は採血し、研究の同意書にサインしました。
息子が笑いながら、
「DNAで親子じゃない!なんてなったらどうする!」
「う~ん、そうかも!」と2人で笑いながら、いつもはここまで感じない親子の絆というのを感じました。

親と子。
血の繋がり、遺伝子・・・。
私と息子がこうして今回調査することで、これからの先の事は色々な事がわかるのでは・・・と期待しています。
母がくも膜下出血で亡くなり、私が大きな脳動脈瘤が発見され、私が原因不明で15歳から20歳まで倒れる発作があり、15歳の息子が倒れる発作でてんかんと診断された・・・。どこまでも頭の遺伝子に何かあるのではと気になっていたのです。
私の母がもし生きていれば、自分の遺伝で娘が動脈瘤になったのだと自分を責めていたと思います。
もし今回の検査で私の遺伝子が息子の発作の原因だとしたら、私も自分を責めるのだろうと思います。

「もしさ、お母さんの遺伝子で病気になったとしたら・・・ごめんね」とつぶやく私に息子は、
「本当だよ!母さんの血100%かよ!似たくないな!でも親子だから気にすんなよ♪大丈夫!大丈夫!俺で変えてやる!」と大声で笑いながら叫んでいました。

いつも明るい息子に今回も助けられました。

私の母がもし私の病気の事で同じような台詞をつぶやいたら、私も息子と同じように伝えたと思います。
「お母さん、大丈夫よ!私だって元気になるし、親子なんだからさ!大丈夫!」

・・・母と私、私と息子・・・遺伝子で全て繋がっているのですね。
こんな事を深く感じるなんて、ちょっと不思議な感覚でした。

息子の病気から学ぶ事は本当に沢山あります・・・。












東洋医学

2008-06-03 | 日々のつぶやき
今日は寒くって、雨・・・
梅雨だからしょうがないけど、雨は家の中がジメジメしていやですね。
体の状態もお天気の時よりも、いま一つ悪くって。

昨日のテレビでも紹介していましたが、東洋医学にお世話になった私は、これから東洋医学が大切な時代がくるだろうと思っています。

原因不明の体調不良は今回のブログの内容の1年前にもありました。
会社に行こうと支度している最中に突然体の力が抜けて、頭痛がひどくめまいがしました。
数日間体が重く、自宅の階段を登っていると途中で息が切れます。

「おかしいよ!絶対にどこかおかしい・・・」と病院へ行きました。

「過労じゃないでしょうか」と点滴の治療をしても、「元気が出る薬ですよ」と薬を処方してもらって飲んでも、元気になる事はありませんでした。
ただ診察して下さった先生は、「大分体が弱ってますよね・・・」と。
それでも、病名は付きませんでした。

1週間何とかそんな状態でも会社に行ってたのですが、微熱も続いています。
とうとう2週間目には寝込んでしまいました。

「病気じゃないなら、どうしたらいいのだろう・・・」と途方に暮れているとき、インターネットで、漢方の事が詳しく書いてあるページにたどり着きました。

西洋医学じゃだめなら、東洋医学に!でも漢方はどうしたらいいのだろう。
若い頃、近くの漢方店で処方して頂いて飲んだことはあったのですが、ちっとも変わらなかったため、漢方に信用性はあまり無いと思っていたのです。

漢方、東洋医学といえば、中国が本場だけど、中国まで行けないし・・・と探していたら「韓国」の韓方(韓国では漢方をこう書いている)に出会いました。

韓方の処方をしているお店にご主人がお勤めで、ブログを書いている方はその奥様で日本人の方でした。
韓方の事が詳しく書かれていました。

「韓国だったら行けるし、日本人の方だから、言葉に不自由もない」とメールで問い合わせてみました。
すぐに返事を頂けて、一路韓国へ。

初めて東洋医学に出会いました。
診察して下さった先生は韓国の方でしたが、彼女が通訳をしてくれました。

脈診、舌診、その他色々。私の体中の悲鳴を聞いています。
診察に行った時には、体の細かい体調は伝えていないのに、その先生は細かく体の中の悲鳴を伝えてきました。
そして韓方を処方。
乾いた薬草を多種類煮出し、ドリンク剤にしてくれます。
そのドリンク剤の苦いこと、苦いこと、おまけににおいもすごいです!

韓国では、一番の栄養剤が「高麗人参」だと思っていました。
でも「鹿の角」なのです。
これが入ると値段も上がりますが、高級な栄養剤のようです。
鹿の角入りの韓方。

3日ほど飲んでびっくりしました。
体の調子は少しづつ良くなり、深夜まで残業なんてのもこなせる様になりました。
驚いた体調の変化は他にも沢山あります。
韓方でとても元気に戻りました。

韓国には漢方のお店が並んでいる通りがあります。
もちろん観光で、なんてちょっと入りづらいのですが、日本にもこんな風に西洋医学で判明できない所は、東洋医学でという考え方が大切だと思うのです。
だって、判明できない病気になったら、訳が分からないけどとりあえず薬でとかも怖いし、体調が悪いのに改善方法も分からず患者さんが1人で戦っているのも大変な事です。
それから私は「薬」というのに頼るのはなくなりました。
体調が悪く、病気として発見される事がないのなら、漢方を飲んでいます。
体に合っていれば、効果はすぐ現れるのです。
「薬草」の不思議な力を感じますよ。

もう一つ韓国で覚えた治療法は「お灸」です。
お灸なんて、熱くて・・・と思っていたのですが、あるサロンで買ってきたお灸のセット。
ヨモギをお灸のつぼみたいな容器に入れて、腰やおへその回りに置きます。
皮膚に直接ヨモギを置くわけではないので、やけどなどの心配もありません。
体にその容器を置いておくと、少しづつ暖かくなります。
少し熱めになったら、移動して違う場所に置きます。

腰の痛みが嘘のように無くなり、寝る前にお灸をすると体が温かくなってぐっすりと眠れます。
冷え性や腰の痛みには最適な治療法だと思いました。

東洋医学に出会って、人間の体の力に気付きました。
病気=薬ではなく、治癒能力を伸ばす、助けるという医療も必要だと思うのです。

最先端の医療も必要ですが、本来の人間の力も見直さないといけないと思っています。
私の体調不良は、「脳動脈瘤」だけが病気で発見されましたが、「どこかに異常はあるのだろうけど、はっきりとしない・・・」という状況が多いので、
こうして自分の治癒能力を助ける医療もありがたいことです。

この所体調の悪い私に、おばが巣鴨の「刺抜き地蔵」さんの薬をくれました。
「悪いところ、痛いところにこれを擦って、小さく折って飲むのよ」と小さな紙に書かれている「刺抜き地蔵」さんを毎日飲んでいます。
おばはこの「刺抜き地蔵」さんに体の調子を直してもらいました。
良くなった体の変化に医師も不思議がっていたようです。
これも医学のひとつなのでしょうね。

「体」って不思議です




出会い

2008-06-02 | 日々のつぶやき
関東も早くに梅雨入り
雨ばかりの毎日だと体の調子が悪くなりそうで少し憂鬱・・・。

今日テレビ東京の「主治医が見つかる診療所」を見て、久しぶりに上山先生の元気なお顔を拝見しました。
それに、少し懐かしい病室。
手術の場面では、自分もあんな感じだったんだろうかと鳥肌が立ちました。

私「お母さんもあんな感じだったんだろうね・・・」

息子「手術に送る時の朝、すごく不安で心配だったよ。それに終わった後幾ら名前を読んでも反応なくて、死んじゃってるんじゃ・・・って思ったよ。左目は開かないしさ・・・。よく元気になったよ。頭の中にクリップ5つ入ってるんだよね。長い時間の手術だったよね。上山先生はやっぱりすごいよね」

息子も懐かしそうに手術の時の事を思い出していました。
手術から帰ってくる私を子供達2人で夜まで待って、やっと顔を見れたらあまりの変わり様にショックだったと娘から聞きました。
呼んでも反応は無いし、左目は開かず、吐いてばかり。
面会時間が終わり、面会時間終了だというのに、息子は病院へ泊まっていくと言い、娘が何とか説得してホテルに戻ったという話を聞きました。
(その事を息子に聞くと、そんな事なかったよ~!と言うのですが・・・)
そんなに私の病気に対して心配そうな感じはしない息子も、テレビをじっと見ながら色々と思い出していたのでしょう。

「上山先生はすごいよね。手術の腕だけでなく、日本一の先生なのに天狗にならず、何事からも逃げずって言葉ではすごい事言って、実際は逃げる先生も居るのに、上山先生は言葉と態度が一緒で、必ず成し遂げる。その努力を最大限する。すごい人だよね。会うと普通のおじさん!なんだけどな~。俺もこんな風になりたいな。人を助けて・・・って職は違うけど、同じだよね!俺も頑張らなきゃな!」
将来の夢をこれしかない!と決めている息子は、上山先生の生き方から感じるものが沢山あったようです。

ここ数日体調が悪く、少々へこんでいる私も、上山先生の、
「逃げません。戦いますよ!」の力強い言葉にちょっと位体調が悪くたって頑張らなきゃと元気を貰いました。

上山先生との出会いは、病気を直して頂いたという事だけでなく、私達家族の人生にも大きな光を照らして頂いたようです。
本当に出会いというものがどんなに大切なものかを感じます。

自分の病気、手術して落ち着きかけたら、息子の病気。
突然訪れる病気。
こうして続くと落ち込んだりして、暗くなるけど、こうして素晴らしい出会いがあって、今を受止められるのだと元気のない自分に克つ

脳梗塞の初期かもと診断されて、現在は様子を見ている状況で不安だったけど、

私も頑張らなくては!