百合とオレンヂ城Ⅱ

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空母いぶき

2019-06-24 22:56:00 | ジブリ 押井守 ハーモニー(伊藤計劃) サマーウォーズ フルメタルパニック


空母いぶき


 『空母いぶき』は、架空の国との衝突の危機が
高まりつつある中での人々の決断を描いた
群像劇です。



 おまけにドラマ『24』のような
「運命の二十四時間」というタイムリミット付き
です。



 まずは、空母いぶきの艦長と副艦長の
秋津竜太と新波歳也から。






秋津竜太 新波歳也

 
 秋津竜太(西島秀俊)と新波歳也(佐々木蔵之介)の
2人が対峙したときの言葉が重要なのだと
思います。



 簡潔に説明しますと・・・。



 秋津が現実論(?)で、新波が慎重論。







 秋津と新波が対峙したときに出てくる言葉
例えば、「戦争と戦闘のちがい」。



 これは『パトレイバー2』の後藤と荒川の
「正義の戦争と不正義の平和」みたいです。



 『空母いぶき』のシナリオを書いてるのは、
『機動警察パトレイバー』の伊藤和典さんなので
どうしても似てしまうところはあります(^-^;)



 ただ『機動警察パトレイバー2』は
自衛隊のPKO活動から始まるので
『空母いぶき』とは根っこの部分では
似ている、かもしれません。







 ただ『空母いぶき』の、秋津と新波の2人が
「現実論(?)と慎重論」の、「静と動」
かというと・・・そうでもないんですよね・・・。



 なぜ、そう思うのかというと・・・
秋津が、なにを考えているのかが
わからないからです。



 東亜連邦が初島を占拠したから戦うしかない
という、ある意味(?)現実的な考えの持主が
秋津竜太です。



 「戦うしかない」という決断ができるけれど
味方の自衛官に死んでほしくない、という気持ちも
あります。



 それだけでなく、日本の国民を犠牲にしたくない
なるべくなら敵の命も奪いたくない、という
矜持と理想の持主が秋津竜太なのだと思います。







 ですが秋津竜太が、
動画の配信を許可(?)したのは
善意・・・だけじゃないよなぁ・・・と
思いました。



 ある種の計算もあったのでしょう。



 こういう諸々なところが秋津竜太の人間性を
複雑なものにしているのですが。



 ただいえるのは、秋津竜太は
「どう戦闘(戦争)を終わらせるか?」
は考えていた、と想像しております。



 
  
 次回は佐藤浩市さん演じる垂水総理について
書きます。



 急遽予定を変更してすいませんでした(^-^;)
『空母いぶき』が面白かったのが理由です。



 そして『シャザム』も面白かったです。