百合とオレンヂ城Ⅱ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ホームアローン

2007-01-01 18:13:33 | 映画
 主人公少年ケヴィンくんが二人組の
マヌケな泥棒とトラップ合戦をする映画。
 
 ハリポのクリス・コロンバス監督。
 家族が総出で飛行場に向かうシーンは
ロン一家を連想してしまいますw
 意外と根が暗いと言われるクリス・K
ですがグレムリンも初稿は母親が死ぬ
脚本を書いたそうです。
 
 ホームアローンに色を添えているのは
脚本のジョン・ヒューズではないでしょうか?
 結構練られていると思います。
 まず大人の立場としてひとりぼっちの息子
主人公ケヴィンくんを心配するあまり、イギリスから
帰るためあの手この手でチケットを譲って
もらおうとしたり変な音楽団
(ジョン・キャンディ)の車をヒッチハイク
したりするのをコミカルに描いています。
 
 ケヴィンくんも最初は自分ひとりになって
喜んでいましたが家族の存在が大切なもの
だと気づき始め偽者だとわかっている
(それくらいはわかっている笑)
商業サンタに「本物のサンタさんにプレゼントは
いらないから家族をもとにもどして」と
お願いしたりします。

 ジョン・ヒューズ脚本では怖そうに見えて実は
優しい人がよく出てきますが、ホーム~でも
シャベルをもった怖そうなおじいさんが出てきます。
 あとジョン・ヒューズのセンスかはわかりません
がホームは音楽のセンスもいいと思います。
 メインは二人組のマヌケな泥棒とのトラップ合戦
なのでしょうが、そこに行くまでのドラマが肝。
 クリスマスに教会で怖そうなでも優しいおじいさん
と話しますがおじいさんは息子とケンカしていらい
まったく話をしていない悩みを持っていました。
 ケヴィン少はが地下の洗濯場を怖いと思っていました
が勇気を出して地下に降りていき克服しました。
 「勇気を出せば苦手なものがひとつ減るよ」
とおじいさんにアドバイスをしました。
(ここらへんジョン・H脚本の良さなんですが
うまく表現できません)
 ケヴィンが教会を出た後勇壮な音楽が鳴り響き
ます。(ランボーほどじゃないけど)
 これがまたぴったり。
 これからケヴィンは自分ひとりだけの力で
二人組の泥棒とバトルをするわけですが
吹き替えが矢島晶子さんなので声が時々クレヨン
しんちゃんになりますw

 ジョン・ヒューズといえばもともとは
ブレックファストクラブやプリティ・イン・ピンク
などの学園ドラマなどで有名でした。
 タランティーノやケヴィン・スミスもファンで
したがこのホームアローン以降フラバーなどの
ファミリー向けに走ってからはあまり評価が
よくないそうですが、
あえて一言言うならばホームアローンを
見て再評価すべきかと思います。
 
 あとケヴィン役のマコレー・カルキンも
「危険な遊び」でイライジャ・ウッド(フロド)と共演
したためか、またハリポのダニエル・ラドクリフとも
クリス・コロンバスつながりからか、やたらと
子役と比較されています。
 そっとしときなさいよ、と言いたいのですが、
カルキンくんも18で結婚、20で離婚なんて
早熟なことをしています。
 
 こんなことを書いておきながらみなさんも
ハリー・ポッターがカルキンくんをどう思っている
か気になると思いますので書きます。
 ハリーくん「マコレー・カルキンが落ちぶれたって?
とんでもない。彼は最近もブロードウェイのミュージカル
で大成功を納めたばかりですよ」
と大人な発言。
 カルキンくん、お父さんは舞台俳優ですから活動
が映画から舞台に移ったんでしょうね。