Lepidolite(レピドライト)・・・まりあ◎シャクティというARTのこと。

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天使の贈りもの(The Preacher's Wife)

2008-11-09 16:29:27 | 絵など


文化の日を過ぎたころからか、街がちょっとずつクリスマス色を
醸し出し始めている。クリスチャンだからというのはでなく、
また、何か楽しいイベントの予定があるからというのでもなく
気持ちがしっとりしたりワクワクしてくるからフシギ。


気の早いことで、1私は0月半ばから何故かクリスマス気分になって
関連CDを聴いたりしていた。
お気に入りがあるのでこの場で紹介したかったのだが
ワタシが好きなもの・・・本でも、CDでも・・・・って、どういうわけか
廃番・絶版になっているものがすごーく多い。
悲しいようなムカツクような。
これも、もう廃番になってるっぽい。でも、レンタルされてると思うので
これからの時期、機会があったら是非お楽しみ下さいね。


天使の贈りもの

ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント

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クリスマスも近いある日、オンボロの聖マシュー教会にやってきたのは天使のダドリー(デンゼル・ワシントン)。
彼の使命はトラブル続きの牧師ヘンリーを救うことだった。
だが、ダドリーは素晴らしい歌声を持つ牧師の妻ジュリア(ホイットニー・ヒューストン)に恋してしまう。
思わぬ恋心に苦悩するダドリーと、夫を愛しながらもダドリーの優しさに
心揺れるジュリア。そんな二人の思いを知り嫉妬心に苦しむヘンリー。
それぞれの想いをよそにクリスマスがやってきた。そして訪れた
素敵な奇跡とは・・・・
(ブエナ・ビスタ ホーム・エンターテイメントDVDより)





わたくし事になりますが、この映画を初めて観たのはちょうど10年ほど前。
某国際交流団体主催の短期ホームステイツアーに参加して
アメリカ西海岸ワシントン州に10日間ほど滞在した時、
ホストファミリー宅でクリスマスツリーの飾り付けをした後の夜のひと時に
ご夫婦と小さい末っ子のお嬢さんと一緒に観たのでした。
モチロン吹き替えもなく、私のかなりお粗末な英語力では
セリフはほとんど理解できなかったのですが
それでも伝わってくるフィーリングと、部分的になんとかわかるセリフ、
そして全編に流れるゴスペルが私の心をとらえて離さかった。
帰国してあちこちのCDショップを回ったものでした。


映画の舞台が、お金持ちでもセレブでも何でもない素朴な庶民の生活の場で
あるのと同じく、
アフリカ系かヨーロッパ系かの違いはあるにせよ
自然に囲まれた、ちょっとさびれた(失礼!)田舎で質素に生活する
フツーのファミリーとともに過ごした
クリスマスを前にした一週間のことをを
いつもこの時期になると懐かしく思い出します。


私達が日本にいて、メディアを通じて伝わってくるものとは違う
決して派手でも暴力的でも平等でもない
等身大のアメリカの一面に触れ、空気を吸ったという経験は
何物にも代えがたいものになりました。
でも、総じてどの国の人々よりフレンドリーだったかな!
今思うと、語学もロクにできないのによく飛び込んだよ!と
思うのですが・・・・・


滞在中の日中は同じツアーの日本人が集まって
学校訪問やらクリスマスリース作りやらのアメリカ体験、
夜は各家庭に戻りホストファミリーと過ごす、という8日間。
ワタシのホストファミリーはモルモン教徒だったので
フツー・・・とはいってもちょっとアメリカンスタンダードからは外れるかな?
到着した翌日から日曜礼拝、大人は断食(私は客なんで免除)、
クリスマスツリーの木の切り出しに行ったり、近所(といっても車で移動!)の
モルモン仲間の家を順番に回って立食パーティー、夜の聖書朗読、お祈り・・・
楽しくもハードな異文化体験の日々は驚くほど深く胸に刻み込まれている。
そんな中で、滞在もクライマックスに差し掛かった夜に観た
「天使の贈りもの」は、私のアメリカ体験とセットになっているのです。


決して派手な映画ではないのですが、
喜びも、悲しみも、別れも、恋も、怒りも、苦悩も。
大人と子供、富める者に貧しい者、音楽と祈り
人間も天使も(笑)・・・・・
この世のあらゆるものがここに凝縮されていて。
画面に映るあらゆる人物に、(私の見たアメリカにダブるのか)すべての光景に
ついつい感情移入。
ホイットニーがステキに可愛くて美しい。ナイーブで優しいデンゼルの天使。
雪の中ではしゃぎ、泣く子供たち。
そしてクワイアの、全身から溢れる豊かな歌声!
(確かホイットニーのお母さんが聖歌隊メンバーで出演していたと思う)
随所でクスッと笑いも涙もあり。デンゼル扮する天使さんが
「ウインドウズ」を物珍しそうにのぞきこむ姿が笑える!
そういえば、アフリカ系アメリカ人の発音の違いにも目から鱗だったなあ。


ホイットニーの美しいソロも随所で聴けます。
You Tubeで探したら、あったこの曲
映画の1シーンも観ることができます。字幕はなぜか中国語なのですが(笑)
ホイットニーのジュリアに目が釘付けになった、デンゼル扮するダドリーが
何度も言うけどキュート!観ている私も胸キュン。
恋に落ちる瞬間って、人はこんな表情するんだなあ・・・・


サントラも出ていますが、やはり廃番・・・かな。
私は大分前に輸入盤を取り寄せてもらって入手しましたが。
映画観たらきっと欲しくなると思うなー。
心温まるこの映画、楽しい気分の時もモチロン!
ちょっと落ち込んだ時も、ダドリーやヘンリーと一緒にちょっと悩んで
クワイアと一緒に歌って踊って笑って充電
時々ふと観たくなる、手元に置いておきたい大切な一枚なのです。







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