命綱を離すな

※前回の日記の続きです。


疲れている。
でも、あらかじめ約束していた遠隔ヒーリングの仕事もあった。
この状態では無理か？ドタキャンさせてもらおうかとギリギリまで悩んだが
これは自分の「気疲れモード」を切り替えるチャンスかもしれない、と　
思い切って決行することにした。
結果はオーライ。
先方にとっても自分にとっても予想以上の手ごたえがあり
何より私が大変ワクワクしリラックスできたひと時だった。
忙しくする原因となったモノから滋養を得るなんて皮肉なものだ！
そして、お陰で何日か後の、他の方へのマッサージも素敵な体験となった。



しかし、もちろん
時と場合によっては土壇場でもキャンセルするべき時もあるし
プロフェッショナルのヒーラーにとってコレは
あるまじきことだったのかもしれない。
ただ、本当に今回の台風が、迷いの多くを吹き飛ばしてくれ
本当に好きな事、そうではないこと、必要なことを、教えてくれたのだ。



セラピスト気質は、生まれてこのかた日常からフル回転してきた資質だから、
きっと今はちょっとペースダウンする時期なんだろうと思う。
マッサージベッドを買ったり、自宅を使って施術してる、という人の話をきくにつけ
いいなーと羨んでいた私だが
今の私にもしそんな環境があったとしたら・・・・
考えると恐ろしい。
ボロボロになって死ぬぞお前、ってくらいだ(笑)
よーく考えて・・・・みなくても、思い当たることはいっぱいある。
ホメオパスの資格を持ちながら、気乗りがせず活動していないこと。
お絵描きワークショップを始めておきながら、
どこか楽しめない、と感じて　1月下旬を最後に休止していること。
全部、それでよかったのだと気付いた。ちゃんと意味があってのことだったのだ。
少なくとも今の私は気遣い気質が前面に出すぎているから・・・ね。



本当に自身に没頭出来るのは、表現すること。ことに、描くことだ。
描く時だけは、自分だけの世界だ。
人が見ていようとも、描きあがったものを誰が何と言おうとも
描くチャイルドちゃんには誰も介入することはできない。
描くことに伴う苦しみ・・・それすらも、自分のためのものじゃないか。
苦しくなんかない。苦しいうちに入らない。



では、先に書いた、コミットメントを避ける理由については？
「描くことでは、食べていけない」
不思議なのだが、そんなこんなで疲れて大変、が一段落して以降
私は何か根拠のない自信に包まれている。


「これだけ、自分にとって描くことが重要なら、
これで食べていけないワケはないだろう！」という・・・



自分をすり減らすほど無理をしなくては食べていけない・・・
そんな風に
神様はこの世を作っていないはずだ、と。


それを暗示するかのように、その後お友達から
「心配することないと思うよ。
シャクティの絵をわかる人は、これからどんどんあらわれるよ！」と
言っていただいたり
おそれおおくも
「あなたの作品が気になっていて、一度会って話がしたかった」とおっしゃる
大先輩の作家さんと偶然お会いしたりする機会が続いている。
多分、ヒーリングの活動をしていくにしても
もっと自分にあったペースややり方があるのではないか。
曜日を決めて、とか　月に何回まで、とか
どこかに登録して、とか・・・・
もう、人の活躍をみて、羨む気持ちはなくなった。
自分は自分なりのやりかたがあるに違いない。
食べていくためのワーク、というスタンスはもう手放せたから
自分が一番心地よいペースを見つけつつ、やろうと思う。
そう、人様に宣言することは
私の気質的には勇気がいることだけれど！




そうして昨日。
まだ難関はあるものの、とりあえず一段落した空白の時間に
これまでのうっ憤をはらすかのように
心の赴くままに絵を何枚も描いた。
何か降りて来るものや　腹の底から湧きあがるものに任せて
描いていたこれまでとはちょっと違い、
ハートにあるものを腕を通してただ表現する、、、そんな感覚だ。
そうして何か霧が晴れた気持ちになり、家事の手も手際よく動き
時間に追われるストレスもなく遠隔ヒーリングに臨むことが出来た。
しかもずっと楽しい。



これはパラドックスだが、
絵を描くことでその分自由な時間はなくなるはずなのだが
描いていない時とは逆にストレスなく軽やかに動けるようだ。
描くことにフォーカスすればするほど、他の
例えばヒーリングなどの仕事や
苦手な事務的な仕事も順調に回していけるようになるかもしれない！
（誤解のないように申し上げますが、ヒーリング、ボディーワーク自体は
　大好きなので！！！）



描いてこその私。
無理して描く必要はないけれど、
やはりそれが私の一番太い柱であり、命綱だ。
それを離してはならない。


※今回、ヒーリングやマッサージのご依頼を下さった皆さん、
　どうかご心配くださいませんように・・・
　お声をかけてくださったことに、私は心より感謝しております。
　マッサージ、ヒーリングは暫くペースダウンしますが
　そろそろ、いいかな？と思われたら、またお声をかけてくださいネ。