Lepidolite(レピドライト)・・・まりあ◎シャクティというARTのこと。

☆ココロとカラダ、スピリチュアルそしてART☆
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創造的プロセス

2011-03-01 10:48:11 | 絵など
人というのは、生まれ持った、決して傷つくことのない、
それぞれの唯一無二の個性を秘めた「魂」の部分と
生きるために、成長過程や生活の中で後天的に、また無意識的に身に付けた
習慣や考え方というものがあります



後天的に身に付けたさまざまなものの奥底に、魂が眠っています。
でも、身に付けたものがあまりにも多くて
ほとんどのにとは 魂のことなど その存在すら忘れてしまっています。
でも、「自分の魂に出会いたい」と思った時
大人になった私達にとってそこは決して容易に手が届くところでは
なくなっていて
どうしても 身につけてきた様々なモノの中へ飛び込み 
通り抜けていかなければなりません。



魂と自分を隔てているものと向き合いながら
泥沼をかき分けるようにほり進んで行く その作業こそが創造であると
そう書かれた先生のブログを拝読した時、
これは インナーチャイルドワークそのものだ、と思いました。



2年間近く取り組み続けたインチャイセラピーの終盤に
このアートワークショップに出会ったのですが
セラピーによって 後天的に身に付けたモノが大分緩められていたためか
「描きながら意識的に掘り下げる」ことなくダイレクトに
私の宝物が次から次へと飛び出してきたものでした。
しかしその分、描くことによる掘り下げは 脆弱だったと思います。
しかし、3回目の参加となった今回
インナーチャイルドワークと ここで描くことを結びつけられたことで
どんどんワークが深くなっていく自覚があり
しかも、前回よりずっと楽しんで「泥沼」を掘り進んでいる自分がいました。



掘り進むことを楽しめれば楽しめるほど
私のフォーカスは描きあがる「作品」ではなく
そのプロセスに向き
完成させることへのコントロールやプレッシャーを脇に置いて
絵が指し示す方向へと連れて行かれるままになるという
深い深い信頼と安心を手にしたのです。



シェアリングの時間に
他の人の作品の素晴らしさや技術に感嘆しながらも
同時に自分の作品にも大きな満足を感じていました。
そこへ至るまでのプロセスに納得している限りは。
逆に、プロセスに納得がいかなかった時には
人がなんと言ってくれようともどこか不満が残る。
(信頼がなく、作為的行為が加わってしまった時など。
 本当は、それすらも越えたいところですが!)



今は亡き短大時代の恩師がいつか私に話してくれたことがあります。

「同じ芸術だけど、美術は、音楽よりも格下だと扱われているのよね。
 何故かって言うと、美術はカタチが残るけど
 音楽はカタチが残らない、瞬間瞬間のものだから」

しかし。
描くことも、人前で歌うこともダンスも楽しんできた私にとっては
カタチが後に残らないからこそ歌うことやダンスの方がずっと楽で
カタチが残るからこそ 美術の方がオソロシくて
オソロシいからこそ、もっとその価値は認められていいんじゃないかと
感じていました。
(録音・録画によって残る、というのはここではワキにどけて)


でも今回の、プロセスに徹底してフォーカスした体験は
描くことのオソロシさを克服する大きなヒントになり、
瞬間瞬間にフォーカスすることでしか恐怖は克服できない・・・ということと
瞬間瞬間にフォーカスすることによって生みだすという意味では
私にとっての絵は
ダンスや音楽と全く同じであると認識するに至りました。
※美術も音楽もダンスも、左脳優先で生み出している人も多いと思いますので
 「私にとって」と、させていただきました



そして。
☆「宝物」をダイレクトに取りだすことで生み出されるもの と
☆「掘り下げる」過程から生み出されるもの

この2つは、インナーチャイルドワークにおいて
☆楽しいと思うことをやってみる ことと
☆どんな感情であっても向き合い、進んで感じてみる こと
に、相当するかと。

作品の画質もエネルギーも全然違う。
どちらも即興的ではあるけれども前者はよりダンスや音楽に近く
それこそキャンバス代がもったいなくなるほどあっという間に仕上がる。
後者はもっと重厚だ。
楽しいことだけは 一歩間違えると逃避になり 遅かれ早かれ壁にぶつかる
向き合うことばかりでは苦しくて消耗するばかり・・・



押したり引いたり、出たり入ったり。
そうすることで互いを深めていく作業は
自分にとってはどちらも欠くべからずものだと思う。








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