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老いぼれジョガーの最後っ屁(^-^; Ⅱ

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30年前の定年感

2017-12-27 17:40:00 | ノンジャンル
今日見た映画は1988年公開の「会社物語」っていう話で、主演は故ハナ肇(PCの辞書で変換しない(@_@。)で間もなく定年を迎える中間管理職役・・・若い人は知らない?テレビの黄金時代を席巻したクレージーキャッツのリーダーでこの映画でも全員が共演していました。出演者だけみるとコメディですが、そんな要素は全くないシリアスな社会派ドラマでした。

私は入社9年目だからすでに営業を離れて内勤になっていて、いろんな規格のPCが覇を競っていた時代でどちらかといえばまだまだワープロ全盛期、定年前の挨拶文を女子社員に頼んでワープロを打ってもらうって場面はまさしく当時の高齢社員の姿そのもの。
時代背景としてはバブル期でそれらしいディスコの場面も出てきましたし、ちょうどこのころから?嫌煙と言うか社内での喫煙を止めてほしいって声を大きくしてもあまり反発されなくなってきたころ?当時ヘビースモーカーはまだまだ大勢いたけれど、少しずつ少数派になり社内での喫煙はタブーってことになって行ったのを思い出しました(*^^)v

印象的だったのは植木等が酔った勢いで「今の日本を作ったのは俺たちだ」っていうようなセリフをスクリーンを見ているはずの人に向かってしゃべっている場面・・・確かにこの時期定年を迎えているのは戦前から戦中生まれで戦争には行っていない世代、必死になって日本経済が世界有数のものになるのを支えた人たちですね。

その後、今年の8月10日を最後に再雇用に終止符を打つ時も感傷よりも再雇用にもかかわらず11時過ぎまでの残業が有るような馬鹿げた環境から抜け出せる喜びの方が大きかったような・・・長年勤めた部署から異動する時も、異動の打診を受けたときに断ることもできたけれど、後進に道を譲るのが当然と思っていて、無理矢理でもその仕事を後進達にやらせて、私がいなくても困らないようにすることに心を砕いていたから私の定年時を思い出しても、そのまま再雇用だったから「今日で正社員は終わり、明日からは再雇用なんだ」って思った程度、そんなことより不慣れな部署の仕事を覚えるのに必死で感傷に浸っている余裕は無かったです(^-^;

主人公も34年間の会社生活ってことをしみじみと思い返してってストーリーなんですが、この映画のようにしみじみと感傷に浸るってことは無かったなってのが正直なところでした。

この映画でハナ肇は映画のいろんな賞をもらったみたいですが、なかなかいい映画だったと思います。
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