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模様眺め

3DCGと模様と宇宙

ゲームの始まり

2013-11-18 12:36:28 | もの思い

『選択する時、自由に選んでいるように見えて、その実、選ばされている』
 これがゲームである。
※対戦相手は選ばされる状況を生む。
※勝敗は選択の強力な動機になる。

 人の行動原理はゲームである。
 さらにいえば、あらゆる生物がそうであり、遺伝子がすでにそうなっている。
 性選択は表向き選ばされているし、実質的に選ばされている。
 自然選択は生き方を自然に選ばされている。

 もっと遡ると、化学反応もゲームである。
 原子はそれぞれの持つ結合力で一定の原子と結びつくが、そのように見えて、実は結びつかされているとも考えられる。これは高分子になるほどそうなってくる。
 単純さや結びつきやすさは均質になり、何も起こらなくなる。複雑にするため高分子化すると、結合面の割合が下がり、やはり何も起きにくくなる。
 このいずれをも解決し、結合相手を選ばさせる働きを持つのが有機物なのではないか。

 人はゲームであることに満足を得る。

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できないの科学

2013-07-06 23:34:56 | もの思い

 身体的損壊、最悪死ぬこと、その他こまごまとしたできない。
 それまでできていたことが、できなくなるのはつらい。受け入れがたい苦しみとなる。でもそんなものは、生きているうちにいくらでも起こってくる。そんな時、心の折り合いをつけてくれるのが宗教である。
 そのへんは驚くほど緻密に人間科学されている。

 “できない”は社会のルールでも起こってくる。宗教が興ったのは、国の法令に人々が雁字搦めにされだした頃でもある。さらに、制度化で“できない”を増やして、宗教の権威を高めることもすぐに起こってくる。やるやらないに関わらず、ルール化すれば、“できない”を増やせる。あとは示威行為で“できない”を実感させるだけ。

 生活水準の向上、文化の成熟で、“できない”が無視できなくなっていったことも大きい。

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相対性理論原論

2013-04-27 22:52:14 | もの思い

 不完全性定理>相対性理論
 まずは、相対性理論では答えは出せないのではないか、ということを述べておく。

 たとえば、宇宙に粒子が1つしかないとしたら、その粒子の占める領域のみが空間となる。
 比較するものがないから粒子に大きさはなく、速さもない。
 この粒子が重力を持つとすると、重力の及ぶ範囲が空間となる。
 重力は、空間の歪みで表すのが最も適している。
 つまり、空間における距離は重力によって変わる。

 相対性理論ではよく速度によって時間の流れが変わるといわれる。
 しかし距離が変わるのなら、時間を変えなくてすむのではないか?
 ただし、距離と時間のどちらが変化しているのかを判断することはできない。

 時間は一定の流れとしても扱え、量的に変化させることもできる。これはもはや重力と同等のものといっていいのではないか。どちらかというとエネルギーのほうに近いかも。
Soutaig
 相対性理論で、時間が変化する、質量がエネルギーになると聞いたとき、誰しも初めは?となったはずだ。ならば時間とエネルギーが同じものということだってできるはずだ。
 そして、質量、距離、エネルギー、時間、これらは結局のところ重力で観測し、重力で計測するしかない。したがってこの中でいくら結論を出しても不完全なものでしかない。

 時間とエネルギーの関係は突飛だが興味深い。そこに移動というものの本質があるような気がする。また、この説明がつけば、宇宙論を重力のみで成り立たせる道も開けるかもしれない。

 私は微積ができないので、これ以上の結論を導けそうにない。
 移動というものに、重力があるという以上の意味は無い?

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可逆理論

2013-02-10 23:48:37 | もの思い

 数学の難問には、不可逆のものを可逆的に成立させる問題、可逆でも成立すると証明する問題が多い。
 不可逆のものをどうやって可逆にするか?
 根本的にいえば、不可逆なものは可逆にはならない。できるとすれば、不可逆で進行しているものを、所々で記憶し、記憶を逆にたどる法則を当てはめることで、あたかも可逆であると見せかけるだけ。
 つまり可逆は記憶と法則によってのみ成立する。

 ここでいう法則は不可逆のもののみとする。宇宙の基本法則は不可逆。自然の法則は可逆的であっても、厳密には不可逆しかない。
 人間が考えた法則になら可逆がありそう。人間の脳なら可逆的でありさえすれば可逆と認識しうる。
 不可逆も記憶と法則によって成り立つと考えられそうだが、それは記憶を経ることでやっと不可逆が認識できるようになるから。不可逆と記憶は分けて考える。
 記憶は、構造・形態・媒体として実現する。

 不可逆の現象が記憶を介して可逆を生み、可逆的に生まれたものが不可逆の振る舞いをする。
 そうやって宇宙は進化し、生命を育み、知性を発達させていったのではないだろうか。

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4次元問題

2013-01-13 13:00:01 | もの思い

 人は2次元でものを見て、脳で情報処理し、経験を積み重ねて3次元を認識している。
 ということは、4次元モデルに対応する適切な論理・数式を用いて、計算を積み重ねれば、4次元を理解できるようになるということである。

Yojigen1

・十分に巨大な4次元粒子と、その周りを漂う無数の3次元粒子があるとする。
・3次元粒子は3次元の重力を、4次元粒子は4次元の重力をもつ。
・粒子の移動は気体分子運動を模す。
・4次元粒子との衝突で3次元粒子は4次元方向へも移動する。

 接触する2次元の一方が3次元方向に移動すると離れ離れになるように(下図)、3次元粒子が4次元方向に移動すると、重力もあらゆる影響力も及ばない位置に置かれた状態となる。

Yojigen2

 4次元方向といっても、4次元重力に引き寄せられている限り、4次元粒子の中心部で隔たりは0になる。つまり中心に近いほど3次元粒子同士で反応する可能性が高くなる。
 そこで3次元粒子は、4次元粒子から一定の距離を一定の範囲で漂っているとみなし、量も十分に反応が起こるほど無数にあるものとする。

問題:この条件で、3次元粒子が特定の次元域を維持し集合体をつくることができるだろうか?

追加条件:ここに2次元粒子が加わったとしたら?

 これは銀河を想定した4次元モデルである。数式で表せればいいのだが、私にその能力はない。
 人間的な尺度で身近に4次元の現象は存在しない。あるとすれば銀河レベルか素粒子レベル。3次元でダメなら、4次元で説明するとうまくいくかもしれない。

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