音楽はパターンだから、単調であると不快になり、複雑だと脳の負担になる…かというと必ずしもそうではなく、なぜか脳は音楽が好きらしい。
理由としてまず思い浮かぶのが起承転結。
音楽には小節の中にも、パート毎にも、曲の中にも起承転結が見受けられる。これらが階層構造で展開されることに音楽の力があるのではないか。
起承転結は記憶構造に関わっているのではないか。
起は、記憶のインデックス部分。
承は、記憶の性格を確認する部分。
転は、記憶の情感を再起させる部分。
結は、どこまでを記憶するか締め括る部分。