模様眺め

3DCGと模様と宇宙

時間よ進め

2009-05-05 02:50:41 | もの思い

(定義)時間とは、対象に一定の働きが期待できるとき、その期待を保証する概念である。

 たとえば、春夏秋冬の一巡りが一定の働きとして恒常的に期待されるので、これを一年として概念として認めたことが重要な時間の単位になっている。一日も然りで、毎日が一定の間隔だと認められれば、新たな時間の概念も生まれてくる。
 そのほか、宇宙誕生から現在まで、科学的に言われていることが過去からの連続した出来事であるかのように、130億年と言ってみたり。宇宙のあらゆる現象を説明しうる、いわばデジタル化するための細分化された(一定の積み重ねと思わせるための)時間の単位もあるらしい。

 この定義で、相対性理論の時間が縮むことを説明するには少しコツがいる。
 時間の経過を一定の働きとみなし、これに時間の概念を当てはめることで、時間の流れを変える。
 相対性を認めるためには、移動と加速の情報を常にトレースできなくてはならない。移動を計るには移動距離と時間経過をもってするしかない。つまり、時間と移動が不可分であることが、時間で時間を説明するような離れ技を可能にする。
 時間で時間(=速さ)を計る、これは、いってみれば自己言及であり、論理性からすると避けたいもので、嫌な感じだ。
 本文を知らないのでこう言っていいかわからないのだが、相対性理論は移動にまつわる状況を説明してはいるが、なぜそうなるのかは説明できていないのではないか。
 移動を変えられないから時間を変えるで納得していいものか。速ければ速いほど時間の流れが遅くなる、本当に移動にそれほどの意味合いがあるのか。
 移動ということにどんな意味があるのか、もっとよく考えてみる必要がありそうだ。

・歴史的に、時間の情報をいかにして得たか、時間を共有することがいかに有益か。
・相対性云々に関しては、自分でもよくわかっていない。微分積分を修得し得なかったことが思い出された。これらのわかりにくさは、プログラムのトレースを難しくさせる入れ子構造にあるということか?