サモアン・ミュージック

フィジーのちょっと上方に南太平洋に浮かぶ小さな島、
サモア島があります。
世界で一番最後に夕日が沈む海の美しい島です。
３年前にお邪魔した時、何処からともなく聞こえる
ハーモニーな歌声に【まるで天然ゴスペラーズ】
大変癒されたのを思い出ます。町のいたる所に
教会が建ち、サモア国民はみな敬虔なクリスチャン。
小さい時から日曜日になると教会で賛美歌を歌うことが
習慣化されているため、皆さん絶対音を身につけて
います。町並みの木々の下で誰かが歌を歌い始めると
あっという間に近くにいる人たちがハモルのです。
その歌声が潮風に乗り波の音をバックミュージックに
所々で、互いにハモル。
ホントに素敵な声が静かに流れていました。
仕事が終わったり、手が空くと庭や通りの隅に腰掛て
時を過ごす人たちのコミューニケーションが歌なのかも。
地上に残る最後の楽園に思えました。