2002年 日本 115分
三谷幸喜脚本、市川準監督。明治13年、坂本竜馬没後13回忌に、竜馬未亡人のおりょうを彼女の妹の旦那が招くところから始まる。おりょうとその後夫、おりょうとその愛人の話なので竜馬は回想シーンしか出てこない。でもこの映画の主役はやっぱり竜馬である。冒頭のナレーションにあるよう、竜馬の死に関してはさまざまな解釈があるが、本作もその死に関してのちょっと変わった見解を示した映画なのである。
三谷脚本ということだが、彼独特のユーモアがあるわけではなし、前半はただひたすら竜馬の妻(鈴木京香)の奔放っぷりとその夫(木梨憲武)のダメダメっぷりが描かれる。一番目立つのは全然関係無い義理の弟の中井貴一という、ちょっと退屈な展開なのだが、「坂本竜馬」というフィルターを通して見るとなんとなく納得してしまう。英雄の妻と結婚する男は鈍感でダメ男じゃないとやっていけないだろうし、竜馬を追い続ける妻には竜馬に似た愛人(江口洋介)が必要だっただろう。愛人も姿かたち以外はそうそう英雄には近づけないただの凡人だったのも致し方ないことだろう。そして英雄を崇拝し続ける義理の弟にはその妻の気持ちなどわかるはずがないのである。
そして物語は意外なラストを迎える。中井貴一と木梨憲武の掛け合いはすべてを笑いに変える不思議な力を持っていた。竜馬の死の真相、知りたくないですか?
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三谷幸喜脚本、市川準監督。明治13年、坂本竜馬没後13回忌に、竜馬未亡人のおりょうを彼女の妹の旦那が招くところから始まる。おりょうとその後夫、おりょうとその愛人の話なので竜馬は回想シーンしか出てこない。でもこの映画の主役はやっぱり竜馬である。冒頭のナレーションにあるよう、竜馬の死に関してはさまざまな解釈があるが、本作もその死に関してのちょっと変わった見解を示した映画なのである。
三谷脚本ということだが、彼独特のユーモアがあるわけではなし、前半はただひたすら竜馬の妻(鈴木京香)の奔放っぷりとその夫(木梨憲武)のダメダメっぷりが描かれる。一番目立つのは全然関係無い義理の弟の中井貴一という、ちょっと退屈な展開なのだが、「坂本竜馬」というフィルターを通して見るとなんとなく納得してしまう。英雄の妻と結婚する男は鈍感でダメ男じゃないとやっていけないだろうし、竜馬を追い続ける妻には竜馬に似た愛人(江口洋介)が必要だっただろう。愛人も姿かたち以外はそうそう英雄には近づけないただの凡人だったのも致し方ないことだろう。そして英雄を崇拝し続ける義理の弟にはその妻の気持ちなどわかるはずがないのである。
そして物語は意外なラストを迎える。中井貴一と木梨憲武の掛け合いはすべてを笑いに変える不思議な力を持っていた。竜馬の死の真相、知りたくないですか?
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NHKの麻生久美子演じるおりょうが、13年後、京香おりょうに続いていくことを思いながらNHKを見ていました。あまり面白くなかった映画なので、そうでもして楽しまないと(^_^;)
実は、ワタクシ、歴史が苦手でして・・・。大河ドラマは生まれてこの方見たことナシ、新撰組、忠臣蔵もまったく知りません。
が、竜馬がゆくだけは読みました、小説で。奈緒子と次郎さんの記事を読んで、ああ、見ておけばよかったかなといまさらながら・・・。
ところで、blogのデザインを変えました。毎月一回変えているのですが、前の奴は気に入ってたので2ヶ月ずっとそのままでした。
ではでは!