江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

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予算特別委員会 総括意見です。

2022-03-14 | ■ 議員のお仕事編

◼️予算特別委員会 総括意見



(他のSNSでは見ることができるのに、Facebookとブログだけ、見ることができないスマホがあるようです。いまはどうにもならないようですが💧どこからでもみていただけるように研究していただいています。)

◼️【総括意見要約です。】
全ての日にちで、区民の皆さんの声を伝えてきました。その中の一部を、総括意見で述べています。

たとえば、
■「オンライン授業」については、まだ行われていない、すべての学校、すべての教室、すべての教科で、オンライン配信ができるよう、配信用タブレットの配備含め、ハード・ソフト両面の充実を。

■あまりに多くなっている「地域包括支援センター」の業務量は、要支援1・2の方のケアプランを切り離すなど、役割の見直しを。

■町会の拠点となる町会会館へ、耐震補強などの際の助成の仕組みを。

■孤独死、施設入所などのために、飼えなくなった猫たちのための一時保護施設を。

■区の施設においては、露出したアスベストはすべて除去されており、平時は何の心配もありません。しかし、災害時、建物損傷の際には、封じ込めていたアスベストが飛散する恐れがあります。災害時に向けて、どのように対応していくのか、整理をしておくことが必要。
などを求めました。

以下、全文です。

◼️【総括意見 全文】
私たちと同じように、普通に暮らしていた人たちへ、突然、銃が突きつけられ、爆弾が落とされ、尊い命が失われるという状態に、ウクライナの5歳のエバちゃんが、「プーチンさん、戦争をやめてください」と話す姿がニュースに取り上げられていました。

11回目の、3月11日もやってきました。

同じ地球上で起こっている出来事について、「傍観者」、ではいけない。そう思いながら、予算特別委員会に出席させていただきました。

総括意見を述べるにあたり、今回私は、昨年7月に制定された『ともに生きるまちを目指す条例』の視点から考えたいと思います。
この条例の第7条には、「政策等への反映」として、「区が、‥政策を策定するに当たっては、この条例に定める理念を最大限に尊重する。」とあります。その観点から、審議中に述べました意見のいくつかを、改めて述べさせていただきます。

◼️1、 人とともに生きる。
■ここでは、まず「地方再犯防止推進計画」について述べます。再犯をさせないということは、被害者を生まないということです。犯罪に戻らない、戻さない、立ち直りをみんなで支える。すべての人の命を守る。そのために、計画づくりを始めながら、実質的な事業を進めていただきたいと考えます。

■「成人式」については、開催できたことに新成人の方はもちろん、関係者の皆さんがどんなに喜ばれたことでしょう。だからこそ、昨年の大混乱の中でオンライン開催となってしまった 7,479名の皆さんのために、「10年後の成人式」として、繋いでいただきたいと願います。 

■「生活保護」は、国民の権利です。十数年を経て解決をした「ゴミ屋敷」の事案について、若いケースワーカーさんがおっしゃいました。「これは、誰一人欠けても成し遂げられなかったことです」。支援のしにくさを打ち破っていく手がかりが、ここにあると思いました。役所内外の関係者とともに考え行動することです。
また、自宅訪問が虐待発見の鍵ともなります。児相ともつながりながら、子どもたちの力になってください。

■「オンライン授業」についてです。4ヶ月に一度入院をしなければならない中学生の子がいます。5教科の配信が始まったので、家でも、病院でも授業が受けられるようになりました。彼から伝えてほしいと言われました。「この仕組みを考えてくださったどなたかに、ありがとうとお伝えください。置いていかれても仕方がない、ではなく、何とか一緒に授業を受けられるようにと、こんな仕組みを考えてくださった江戸川区には感謝しかありません。」
まだ行われていない、すべての学校、すべての教室、すべての教科で、オンライン配信ができるよう、配信用タブレットの配備含め、ハード・ソフト両面の充実を求めます。

■不登校の子のための「ステップサポーター」への報酬1,000円は、最低賃金以下でした。最低賃金は守るべきとお伝えしてきたところ、今年度は1,250円となりました。200人の対象児童・生徒に対して、60人では足りません。交通費の支給と、「有償ボランティア」のままで良いのか、その整理をお願いします。

■「地域包括支援センター」の業務量は、あまりに多くなっています。要支援、1・2の方のケアプランを切り離すなど、役割の見直しを願います。

◼️2、社会とともに生きる。
■区民とともにつくるページを「広報えどがわ」に。

■町会の拠点となる町会会館へ、耐震補強などの際の助成の仕組みを。

■孤独死、施設入所などのために、飼えなくなった猫たちのための一時保護施設を。

などのご検討を、改めて求めました。

◼️3、経済とともに生きる。
■1千万円以下の倒産・閉店についても、区として把握できる仕組みをつくるととともに、区内飲食店が、役所でテイクアウトを売ることのできる実質的支援をお願いします。

■「みんなの就労センター」では、求人企業を増やすとともに、人権、男女共同参画、ジェンダー平等など、意識啓発の先頭に立っていただきたいとの思いを強めました。

◼️4、環境とともに生きる
■「水害で沈む町には居たくない。」ではなく、災害時には力になれる地域があるということを明確にできるのが「地区防災計画」だと思います。全町会・自治会で作成できるよう、積極的にすすめてください。

■「人工芝生」は、マイクロプラスチックと温暖化の課題を学ぶ材料ともなります。人工芝の破片だけでなく、人工芝を立たせ、クッション性を良くするために、びっしりと敷かれる充填剤、ゴムチップの存在がマイクロプラスチックにも、温暖化にも結びつきます。しかし、温暖化を助長しない素材も研究・開発されています。芝をつける天然素材のマット、オリーブの種やくるみなどの充填剤などです。
環境部にはすべての施策において、これで本当に良いのか?という視点で、環境を守るリーダーとなっていただきたいと考えます。

■「アスベスト台帳の整備」は、災害時に役立ちます。区の施設においては、露出したアスベストはすべて除去されており、平時は何の心配もありません。しかし、露出していないアスベストは存在しています。災害時、建物損傷の際には、その封じ込めていたアスベストが飛散する恐れがあります。災害時に向けて、どのように対応していくのか、整理をしておくことが必要と考えます。

◼️5. 未来とともに生きる。
■区議会での議員の呼称については、「君(くん)」と呼んでいるのは、23区中江戸川区を含めて4区。18区は「議員」と呼び、1区は「さん」となっているとお調べいただきました。人権、男女共同参画、性別、性自認の観点からも、議会の中で検討をしていくことのできる課題と認識致しました。

■『ともに生きるまちを目指す条例』第3条には、「区の責務」として、「区は、全ての区職員等が共生社会の理念を正しく理解するため、‥啓発その他必要な取り組みを実施する」とあります。
多様性を認め合い、支え合うという、共生社会を目指す。そのために、幹部の方が選ばれたひとつが、「画一的なネクタイ、あるいは、女性はスカーフ」を揃っておつけになるということでした。しかし、それは、いかがなものでしょうか。
トップダウンではありません。強制でもありません。
費用は個人で出されています。
しかし、幹部の方は、啓発をする側であるからこそ、これで良いのだろうかという疑問を発して頂きたいと思った次第です。

■国民健康保険事業特別会計についてです。国民健康保険料は、運営協議会の資料によれば、15,864円の値上げとなるところを、12.4億円の法定外繰入を行い、5,549円に抑えてくださいました。
しかし、昨年の値上げは、42円でした。コロナ禍であることは変わらないのに、なぜ5,549円という大きな値上げをされるのか疑問です。今回は残念ながら、予算案には賛成しかねます。

■また、修正案については、賛同致しません。

■「未来とともに生きる。世界中の人々が、より良い未来を創るために活動を始めている。それらを学びながら先頭に立って走り続けたい。」
3,806人の、江戸川区の大切な職員の皆さんが、69万区民とともに、より良い未来に向かおうとしていることに、敬意を表し、この度の一般会計予算案、介護保険事業特別会計予算案、後期高齢者医療特別会計予算案に対し、賛成をいたします。

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