(1からの続き)
クライネシャイディックからは人の姿も極端に減った。
ヴェンゲンアルプ駅から標識に従って左に下ると一転して深い樹林帯となり行きかう人は更に少ない。
牧場の辺りで牛の糞に悩まされる場面も有ったが
牛の移動に使う道を私達は使わせて貰っているのだから、マッ、仕方ないか。

何ヶ所か牛の出入りの為のゲートを潜り徐々に高度を下げていくと、これはこれは夢のような世界が目の前に

原生林の中では木の寝方に気づかれないようにヒッソリ咲くマイヅルソウ
明るく開けた斜面ではオトギリソウやマツムシソウと花は全く途切れることが無い。
この坂を自転車で登っていく若者も何人か見かけた。
中には単独の女性も居て驚かされたが、その若さが心底 羨ましい。
私達は森の中の静かな空間に腰を下ろし靴の紐を緩めてしばし休憩
左にラウターブルンネンのU字谷が俯瞰された。
かつては此処まで氷河が入り込んでいたというが温暖化と共に後退し今は美しい緑の牧草地が広がるばかりだ。
ミューレンの巨壁から流れる滝も数多く
その中にはどの本でも紹介されているシュタウプバッハの滝も有るわけだがシュタウプで有ろうが
名も無い滝で有ろうが、どれも見応えの有る素晴らしいものばかり。
マッケンはそうした自然豊かな環境の中に集落を作り共存を楽しんでいるかの様だ。
ふと『明るく楽しんで貧乏できる生活』という言葉が浮かんだ。
道は高度をグングン下げる。
見上げると今日の出発点メンリッヘンが首の痛くなる程の高さに聳え立ちヴェンゲンの町はグッと近づいた。

まばらに建つ民家の間を通ってヴェンゲンの町外れに着いたところで又、雨が落ちてきた。
付かず離れずで、ここまで来た単独の女性と笑顔で別れホテルアイガーに山靴を脱いだのである。
クライネシャイディックからは人の姿も極端に減った。
ヴェンゲンアルプ駅から標識に従って左に下ると一転して深い樹林帯となり行きかう人は更に少ない。
牧場の辺りで牛の糞に悩まされる場面も有ったが
牛の移動に使う道を私達は使わせて貰っているのだから、マッ、仕方ないか。

何ヶ所か牛の出入りの為のゲートを潜り徐々に高度を下げていくと、これはこれは夢のような世界が目の前に

原生林の中では木の寝方に気づかれないようにヒッソリ咲くマイヅルソウ
明るく開けた斜面ではオトギリソウやマツムシソウと花は全く途切れることが無い。
この坂を自転車で登っていく若者も何人か見かけた。
中には単独の女性も居て驚かされたが、その若さが心底 羨ましい。
私達は森の中の静かな空間に腰を下ろし靴の紐を緩めてしばし休憩
左にラウターブルンネンのU字谷が俯瞰された。
かつては此処まで氷河が入り込んでいたというが温暖化と共に後退し今は美しい緑の牧草地が広がるばかりだ。
ミューレンの巨壁から流れる滝も数多く
その中にはどの本でも紹介されているシュタウプバッハの滝も有るわけだがシュタウプで有ろうが
名も無い滝で有ろうが、どれも見応えの有る素晴らしいものばかり。
マッケンはそうした自然豊かな環境の中に集落を作り共存を楽しんでいるかの様だ。
ふと『明るく楽しんで貧乏できる生活』という言葉が浮かんだ。
道は高度をグングン下げる。
見上げると今日の出発点メンリッヘンが首の痛くなる程の高さに聳え立ちヴェンゲンの町はグッと近づいた。

まばらに建つ民家の間を通ってヴェンゲンの町外れに着いたところで又、雨が落ちてきた。
付かず離れずで、ここまで来た単独の女性と笑顔で別れホテルアイガーに山靴を脱いだのである。