たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

風立ちぬ  (2/10)

2016年02月11日 | 
誰が風を見たでしょう

僕もあなたも見やしない

けれど木の葉を震わせて

風は通り抜けて行く

(西條八十)


カラカラ・カラカラ

木の葉が音を立て走ります

名物、空っ風

雪の冷たさを運んで正体も見せずに木の葉をただ蹴散らかすだけ


琴線も揺れました

奏でる音も無く身を震わせて

まるで弾き手が来るのを待っているかのよう

ふと「落葉の舞」が聴こえてきました

あれは空耳だったのでしょうか


外の寒さを他所に障子から漏れる陽の光は柔らかく温かい

例え映った影が波打とうと、ここに厳しさは探せない

うつらうつらと惰気を催し気が付けば壁に寄り添う我が身

おぼろげに残る夢は温かさだけを残し


彩りも奪い去る空っ風

せめて一輪の彩りを

心なしか華やいだ茶室に春を感じて、そっと障子に手をやれば

荒れ狂った風も影を潜め僅かに木の葉が揺れるだけ


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