ママラボ➕(ぷらす)

摂食障害からの回復を目指して 月一zoomで12ステップミーティングをしています 次回は2021年9月26日

フィンランドの刑務所7.

2022-04-27 08:20:00 | 刑務所の精神科医
日本とフィンランドの違いは、根本的には刑務所に収容する目的を「刑罰」のためと考えるか「社会復帰」のため(「よい市民を作るため」)と考えるか、という点に起因している。日本では受刑は応報であり、犯した罪を償うために受刑している。そういう前提だと、いろいろな規則は「罪人なのだから仕方ない」という論理で正当化されがちである。しかし社会復帰のなためという前提で処遇が行われるならば、いかに現実の社会に近い環境下で周囲に適応して生活できるかが課題になる。


日時*
2022年5月29日(日)14:00〜16:00
「12&12」のステップ9の読み合わせ


場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

フィンランドの刑務所6.

2022-04-26 23:08:00 | アディクション・スタディーズ
p161〜163
…受刑中に出産した受刑者は乳幼児とここで暮らすのだという。
(中略)
フィンランドでこのような施設を作っているのは「子供の人権」を優先するからだという。

(一方日本では)出産ギリギリまで医療少年院におり、病院で出産した数日後には戻ってきた。赤ちゃんは乳児院に預けられたとのことだったと思う。

私はそれを目の当たりにして生まれてくる子どもを不憫に思ったが、その子どもの「人権」について考えたことはなかった。






日時*
2022年5月29日(日)14:00〜16:00
「12&12」のステップ9の読み合わせ


場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

昔の写真を見ること

2022-04-25 16:37:00 | 日記
卒論じつは写真論やってんけど
ベンヤミンとかバルトとか
(日本語の翻訳ね。ただの感想文だな…恥)

写真の始まり、タルボットという人の写真を取り上げました。
おぼえてるもんだね。
面白かったんよ。

最近昔のアルバムを見る機会を得まして
あー、写真論もっかい取り組みたいって思ってん

まだスマホなかったし、一眼レフとか、デジカメで、現像に出すのよね。だから、画像のデータをモニターでみるんじゃなくて、かさばるアルバムに貼ってあるんよね。

あの、20年も前の写真を見る「経験」

この如何とも言い難い感じ

なつかしい、だけでない

既視感、だけでない

たしかにそこにいるのは自分なのだが
私の子供なのだが
そして毎日みてきた、よく知っているはずの世界なのだが

まるで別の世界をのぞいているような
他者をみるような

この経験に名前はあるのか?

分析できるだろうか?…「見てどう思いましたか」じゃない、そんなものでない、なんかこう、昔の写真を見ることによってしか血液が流れない脳の分野があるのでは?

リセットされる
いや
みることによって、動いていなかった
時間が、ゆっくり音を立てて動き出すかのような

一度見たら、もう見る前には
戻れないような…


今日一日


ないことにする

2022-04-25 16:25:00 | 日記
「うちにはそんな人はいないけどなあ」

見えないようにしてるだけ

隠れざるを得なくなっているだけ

いないことにする透明な装置がある

検査をしない
とか
aをbとみなす
とか
「そんな人」に「気にならない」と
言わせる
とか

今日一日

フィンランドの刑務所5.

2022-04-25 16:13:00 | 刑務所の精神科医
p161
医務室を出て所長と日本の刑務所にも精神障害の人は結構多いなどと話していると、所長は大きくうなずき、彼女が見学に行った女子刑務所には精神障害の人は一人もいないと説明を受けたが、「あちこちで叫び声が聞こえたし、様子がおかしいと感じた人がいた」「あれが精神障害でないとは思えない」と苦笑しながら語った。

精神障害ときちんと診断されず一般刑務所で処遇されている現実がある。





日時*
2022年5月29日(日)14:00〜16:00
「12&12」のステップ9の読み合わせ


場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)