『 ヴェネチア運河 』高橋 カリンさん 撮影
世界は戦後、自由貿易自由経済を原則にして互いに各国が努力し繁栄してきた
のではなかったのか。
これが保護主義、自国一国主義で世界のバランスや平和が乱されることになった。
こうしたことへの配慮は微塵もなく後進国へも、日本へも中国へも、EU諸国へも
相互関税さらに追加関税を課すると言う暴挙に出た。
これはまさに一方的な侵略であり宣戦布告ではないだろうか。
「今日から我がアメリカは他国の搾取から解放される。国内の仕事は増え世界一の
豊かさを取り戻すことになる。今日は歴史的大きな記念日である。」
格好の良い演説、このまるで救世主気取りの内容に世界が驚いた。
これはアメリカの品位と国民性への評価を著しく傷つけたが、それ以上に世界に各国
の経済へ大きなダメージを与えるだろうと言われている。
東南アジア諸国も中国もECでもトップが国民に,「うろたえることなかれ!必ず強い対抗
処置や対策を取る」と明言している。
日本の首相は、「関税引き上げ対象から日本を何とか除外してもらえないか、交渉してみる
つもりです」と何だか弱腰だ。大丈夫なのだろうか。
これから始まる経済戦争、貿易戦争に対して、冷静にかつ大胆にして強い対策をもって立ち
向かって欲しいものだ。