「 何ヶ月ぶりに烏帽子岩を見た 」
散歩の嫌いな私が、海岸の傍にある美味しい蕎麦屋の
昼食につられて、今年始めて海まで歩いてしまった。
何故、紅葉観ではなく紅葉狩りというのか! というこれは先週の
TVの人気番組「チコちゃんに叱られる」の問題である。
答えは下品だからと言うのだが、平安京の時代の貴族は滅多にその
平安京から出ることはなかった。出掛ける時には必ず御輿だった。
歩くのは極めて下品なこととされたそうだ。出掛けるのは狩りに
行く時とか、紅葉を見に行く時だけだった。
紅葉を見に行く時も狩りと同じ御輿だった。紅葉を見に行くにも歩いて
では下品だとされたから、紅葉見ではなく紅葉狩りと言って御輿に乗った
と言われている。と言う説なのだが一寸苦しい感じだが、仮説としては面白い。
京から滅多に外へは出ない、歩くなんて下品であると言うところが面白かった。
私のお出かけ嫌い散歩嫌いの理由は全く心当たりはないけれど、私の先祖は
平安貴族かも知れない?
家族の日常を見ているととてもそうとは思えないし、家には御輿の欠片も残って
いないけれど、その血が歩くのを嫌いにさせているのかも。
たまには海も良いなぁとは思うけれど、じゃ明日もと言われたら御免こうむりたい。
何しろ平安貴族の子孫は歩かない習慣なのだから。