『 高砂緑地の梅林が満開になった 』
Lucia Inami さん 撮影
昔、コント55号と言う漫才で欽ちゃんの相方で歌のうまいジローさんが、
時の首相の狸顔にそっくりだと話題で、人気者だったのを覚えて居られますか。
その森元首相が先日とうとうやってしまった。
首相時代から失言というより暴言、不遜な発言そして無神経で傲慢な言動には
呆れていたが、そうした人がラグビー協会会長はまだしも、体協の、ついには
オリンピックの組織委員会の会長と言うことで、どうなることかと心配していたが、
やはり案の定だった。
考えようによっては、まだあの程度の発言で良かったと思える位である。
ラグビーW大会を日本に招致し、新設される国立競技場のこけら落としをしようと
画策し,檄を飛ばしていたが結局間に合わず、小池都知事が築地の移転なんて余計な
ことをやっているからだと知事に八つ当たりしその会見時の傲慢さはまだ記憶に残っている。
早稲田の先輩ではあるし、早稲田の人間は皆がああだと思われると極めて心外だ
(しかしよく考えてみるとあの手のタイプは先輩、同輩には結構多かったのを思い出して、
黙ってしまうけれど)。
そこであれは年の勢にすることにしよう。
83才(私より1年上だが)でまさに老害だろう。二階氏を初め数人と共に政界の老害の雄だ。
力があって押しが強くて経歴は十分だから、周りの利口な人々に担がれ利用され上手く使われた
と言う面もあるのだろう。オリンピックの誘致から、様々な許認可の促進、資金集め、行政への
圧力などについて、あんなに打ってつけの人物は、現在の日本では他に見あたらないのも事実だ。
皆、内心ではその人柄や資質に危惧しながらも、表面に担ぎ上げ、事を進めるのに利用したのでは
なかろうか。
思えば哀れな操り人形だったかも知れない。
本当に貢献者や英雄になりたいなら,今のうちに、先輩、早く潔く引退なさいませ!