まこちゃん日記

まこちゃんのピンポン日記です。

2月21日(日)ピンポンと白内障手術!

2016-02-21 18:13:15 | Weblog

     
            「病室から見た新宿夜景」   2月16日 携帯で写す

          『 こんな光景をしかも横たわって見るのは初めてだ。目の前の高層ビル街の
           夜景に異様な感じがしてなかなか寝付けなかった。』

        今日は自由練習の日。昨夜の雨も止んで暖かい日中になった。
        何と8人のプレーヤーと見学者が1人という9人だった。開放の岡崎さん山本さんに幸夫氏、
        そして医大の卒業試験も無事に終えてスッキリした顔の龍司クンが来てくれた。
        彼がいよいよ医者らしく見えるのは気の勢か。ビシビシとラリーの音が一段と大きくなったようだ。

        今週の火曜日には左眼の白内障の手術で2泊3日の入院になってピンポンは休むしかなかった。
        その勢でこの日記もお休みしてしまった。
        数日間、酒は禁止風呂も駄目、強い運動も控えさせられたし(この運動についてはこれ幸いで、
        己に課した「1日1出」も正当にパスする理由になったが)結構不便な1週間だった。
        臆病で恐がりで、見掛けによらずとてもナイーブな?弱虫だから、例え白内障の手術程度であっても
        入院、準備検査、手術、ということには自分にとってはかなりのストレスだった。
        
        待たされてやっと空いた4人部屋(幸い2人だけだったが)の気詰まりや暗闇も相当堪えるものだ。
        個室では淋しいから2人部屋辺りを希望していたのだが、2人部屋や個室だと数ヶ月先になるそうで、
        すると丁度、絵のスケッチ行き等の予定などと重なりそうで思案の挙げ句(今年は絵のグループでも
        当番役員なので)4人部屋なら2週後に空きますという連絡に乗ったものだった。

        そんな辛いことの割には、手術後の視力も視界も明るさもほとんど何の変化もなかった。
        よく世間では白内障の手術後は、人生観が変わるほどにクリアーの世界が表れると聞かされる。
        世の中が変わって見えるとか、何故もっと早くやらなかったのか、人はこんなきれいな世界や人を
        観ていたのか等と言うのを聞いたことがある。

        私の場合は全くそうした喜びは無かった。しかしそれはまあ承知の上だった。
        手術したのが黄斑変性網膜の左眼だったからだ。両眼とも白内障になってはいるが右目の方は未だ
        視力(矯正で0,9)があるから又そのうちにして、左眼の方は白内障がかなり硬くなってきている
        ので手術して置いた方が良い、見えるようになるわけでは無いけれど、先々のためにはその方が良い
        と勧められた。

        「どうせ見えないのだからやらなくても」と言ってみたが、どうもそういうものでは無いらしい。
        医学的な難しい説明は分からないが、肉体のためにはやって置いた方が良いと再三言われた。
        それも掛かり付けの近所の眼科でなく東京の大学病院で何があっても直ちに対応できるところで
        やりなさいと紹介されてしまった。かなり迷い、逡巡したのだが結局は断行したものだ。

        さて手術後は、肝心の左眼は相変わらず、見えはしないが周りが少しは明るくなったかという感じ
        だけだった。異常も変化もないが、それだけでも有難いことだ。
        術後の激変で周りの人達がまるで別人の様にきれいに見えると言う劇的なことも体験できず、
        周りの友人知人達は相も変わらず心の美男美女ばかりだったし、
        何方かのシワもシミも見えず相変わらずきれいなことだろう。

        今日は自由練習の日だから、開放からの人が来るかも知れないし、何人集まるかと気にもなったので、
        車に乗せて貰って見学だけでもと会場に行ったのだが、そんなことも全く心配無用のことだった。
        
        落ち着くまでは,しばらくは力仕事も酒も禁止だそうだ。感染症を防ぐためにか入浴も禁じられたから、
        ひげも剃らず頭も洗わず(髪の毛が多いと大変だ)未だ何となく病人ムードが抜けきれない。
        向こう3ヶ月間は1日4回、3種の目薬をそれぞれ5分おきに点眼するのも結構一仕事だ。
        1週間もしたら忘れてしまいそうだ。

        ラケットを借りて一寸だけ試してみたら、ピンポンの球もいつもと同じで見にくいし視力の左右の
        アンバランスで脳が混乱するのか、体がふらつくのもいつもの通りだった。
        でも会場が明るく感じられるのは嬉しいし何となく希望的だ。

        せめて人の心が見えるとか、何を考えているかなどが読めるとかの「心眼」に、この手術でなれるかも
        と期待したのだが…。相変わらずどんよりした何も読めない魚の眼のままだった。

        しかし考えようで、本当に人の心の内が分かってしまうと、人間はこの世が虚しく己に絶望してしまう
        と言うから、そんな眼力などは身に付かなかったのが、幸せだったのかも知れない。
        そして達観して、いつものようにあまり見えぬまま、しかしすっかり慣れた片目のピンポンを
        又明日から、もくもくと続けることにしよう。

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