(今日の練習会場にて)
朝からどんよりした天気。午後からの練習で心配した雨にも合わず梅雨中としては
まあまあだった。
今日の練習で金曜の練習がやっと終わる。その最後を飾ってレッスンをお願いした。
さすがにレッスンとあってか金曜日にもかかわらず10人もが参加。
少しでもチャンスがあれば教えて貰い、各人が少しでも正しいフォームやきちんと
した基本を身に着けようとするその向上心が嬉しい。
ところで、精神の老化現象の代表的なものの一つに好奇心や向上心や意欲の衰えと
いう前向きな心の衰退ということがあると言われている。
これらの減少は生理学的なことであって、程度の差はあっても避けられないこと
らしい。そこに肉体的な体調不良が加わると、よりその程度は強くなり加速度的に
進行するというわけだ。
従って体調をそこそこの状態でも良いから如何に維持していくかが必要なことになる。
体調崩して意欲が衰える。意欲が衰えて何もしなくなって、メタボ、肥満、高脂血症、
高血圧、動脈硬化が進行して体調をさらに崩す、するとさらに無気力無感動になると
いう。
特に動脈硬化は脳に与える影響が強く、人間から行動力やら向上心といった前向きの
意欲を著しく奪ってしまうそうだ。
この負のスパイラルはアッという間に進行し、何の意欲も、少しの向上心も、周りへ
の好奇心も、他人への関心も心配りや配慮等もいつの間にか失って、ただあるのは
唯一衰えぬ食欲と、関心があるのは自分のことばかり、という老人特有の殻に閉じ
籠もってしまう。
しかし、現状を後生大事にし変化進歩や改革などは望まず、思い込みや自己欺瞞とか
自己陶酔や信念や盲目的自信等に支えられて、見た目には案外逞しく平凡ながらも
日常あまり悩むこともなく生きて居る人が案外多いという。
これはこれで、老人の生きる1つのスタイルとしては、その本人の世界では、
外から見るのとは違ってまあまあ幸せなのかも知れない。
人間だから肉体的なことを越えて、精神力で前向きな心を持ち続ける人もあるだろうが、
個人の人生観、物事への価値観、性格等に大きく影響されるのではないだろうか。
だから、ああだ!こうだ!と決め付ける事は出来ないが、願わくは何事に対しても、
それがピンポンであっても絵など例え何であっても、何時までも前向きに探求心、
向上心、好奇心そして上達志向を持ち続けたいものだ。
これがどんなことでも長く続けられる原動力になるのだろうし、心身の若さを
少しでも長く維持するコツなのかも知れない。
今日のレッスンでは皆がそれぞれのリクエストでバック打ち、突っつき、カット、
3球目のスマッシュ等を見て貰っている。
時間を残して,前回出来なかった先生が入ったダブルス戦を1人1~2回する。
これがとても役に立つ。先生の強烈な球を体験できるし、様々なことを実感する事が
出来る。これからはレッスンのメニューもいろいろと工夫したらと思う。
まず次回にはサービスの練習法を教えて貰ったらどうだろうか。
もし青鳩が市のシニアの大会に出場したとすると(具体的な計画があるわけではなく
あくまで架空の想定上のことだが)、今の我々に一番欠けているのが、サービスだろう。
次が相手の変化球サービスのリターンではなかろうか。
他にも諸々あるが、今の我々はまずはこれが一番初心者の域を出ていないアイテムでは
なかろうか。日常の定例でもここらで再び練習法の工夫が欲しいところだ。
私もご多分にもれず、大分向上心も前向きな意欲も衰えて来た様な気がするし、
そこに生来の面倒くさがり屋だから、余程強く意識を持たないと、それこそ前述の
老人の殻に入り込んでしまうだろう。頑張らなくちゃ!!