秋風と一五夜の月を待つ萩ですか・・・牛久自然観察の森にて
おはようございます。
植物の名前の付け方の伝承は面白いですね。
萩にも諸説あるようですが・・・
古来より多くの歌集の出てくる日本の秋を代表する花ですが・・
意外に思った説は小枝で箒(ほうき)を作っていたことから、
「ハキ(掃)」を意味するところからも来ているという説が
なかなか面白い。
茨城県を代表する公園に偕楽園がありますが、萩の名所として
有名ですし、お月見の名所でもあります。
箒を作るという観点でいきますと、日立海浜公園の秋のコキア
は有名です。茨城県と萩の縁はとても深いようです。
万葉の時代から単価秋の必要アイテムは秋風、萩、月、雁のようですが・・
月と萩を歌ったものに代表的歌人藤原定家の歌がありますね!
秋といへば空すむ月を契りおきて光まちとる萩の下露
現代語訳
「秋というと、空に澄みまさる月と約束をしておいて、その光を待ち受け、うつしとる萩の下露よ」
ここでは月と萩の下露が恋人同士に擬えられているそうですが・・・
秋は古代より人はロマンチストになれるようです