冷たくて華やかな日本酒しか知らなかった自分が、
今みたいに、お燗をはじめ幅広く楽しめるようになったのは、
鳥取の師匠のお陰であり、鳥取の酒蔵さんのお陰でもある。
だから、いつもよく聞く「島根?鳥取?」って言葉に敏感に反応してしまうのだけど、
この旅で一緒に連れ添った友達は最後の最後まで混同してたので、
特に今回はも一度強調しちゃおう。
一日目の広島の後に訪れたのは 島 根 県 です!!
最近、トリンドル玲奈で有名になった「はわい」はないですよー。
砂丘はないですよー。
水木しげるロードも、惜しい!県境だけど、島根じゃないですよー。
そう!島根!
自分にとっては 初・上・陸!!な島根は、と~~~~っても楽しみだったのだ!!
って、その第一目的地が観光名所じゃなくて、
"酒蔵さん" ってのが如何にも自分らしいっちゃ自分らしいのだけど。
午前に伺ったのは、
天穏 というお酒を醸している 板倉酒造 さん。
初めて天穏を飲んだのって、確か2006年だっけ。(その時の日記、あったー!)
あれから6年…毎年飲んでいて大好きな銘柄の一つなのに、まだ未訪問だったなんて…
あああ~~~~「ようやく来れた」という感じ(>_<)。
蔵では、引退された 長崎杜氏 に代わって
新しく杜氏として頑張ってらっしゃる 岡田杜氏 が出迎えてくれる。
初めてお会いした時は、
学校の先生を辞めて酒造りに飛び込んだ熱い蔵人さん!だったのが、
今は、"杜氏" って…すごいなぁ。
東京で一緒に飲んだイメージしかなかったから、とっても新鮮~(笑)。
「最近は ”イケメン杜氏” なんてメディアに出てますね~!」ってひやかしちゃうと、
何とも複雑そうな、そして照れくさそうな表情で、ぽりぽりと頭をかいてました(笑)。
さてさて。
蔵の中は、今シーズン使い終えた道具の掃除作業や片付けなどなどで忙しそう。
そんな中、仕事している蔵人さんを見てると、皆さん、と~~っても若い!ことに気付く。
岡田杜氏と同じくらいかなぁ。
おお! ちょうど、搾りたてのお酒が。
本醸造だけど、うま~~い ♪
蔵見学を終えた後は、試飲たーいむ♪♪
雄町70%が、仕込み20号と21号とで(タンク違い)、また全然味が違う!
面白いな~~~。
早朝から 缶ビール でエンジンはかけておいたものの、
なみなみと注いでくれるので、もう「試飲」っていうより「しっかり飲み会」(笑)。
でも。
こういう蔵元さんでの試飲タイムって、とっても大好き。
「わ~い!飲める!」っていう呑み意地張ってるのもあるけど(笑)、
それよりも、蔵人さんとゆっくりまったり、お話できる時間が大好きなのだ。
東京でお酒の会なんかをやる時とはまた違って、
まさに「ホーム」にいらっしゃる雰囲気って、やっぱり良いんだよなぁ。
これこそ ”酒蔵に行く事” の楽しみかも。
会話は止まることなく、このままランチへ一緒に行くことに。
しかも、「待ってました!」な 出雲蕎麦 のお店へ♪
出雲蕎麦って、食べたことはないのだけど、
大社近くの観光客目当てのお店は「…。」という話も聞いていたりして。
でも、岡田杜氏が連れていってくれたのは、地元の人で賑わってる そば工房 風月庵 。
ちょうどお昼時だから、ホントに地元のおじさんや家族で大賑わい!
岡田杜氏が「出雲蕎麦、食べた事ないならイチオシ!」という、釜揚げそば を。
すご~~い!!
釜揚げだから当たり前かもしれないけど、アツアツひたひたの蕎麦湯!
粒々がはっきりと見えるくらいの表面で、蕎麦の香りも ”田舎" っぽい。
蕎麦自体に歯ごたえとか喉越しを求める…とかいうんではなく、
庶民の蕎麦を、薬味たっぷり入れて、甘めのつゆで楽しむ…っていう感じ?!
初めて食べたけど、これはこれでホントに郷土料理っていう感じなんだな~。
でも!
さすが超地元の岡田杜氏。
「ここは、ラーメンがまた旨いんだよ。」と、地元ならではなお言葉。
さらに、この日は「誰も頼まないだろう…カツ丼!」
出雲蕎麦のお店で、カツ丼ーっすか!って思っていたら、
そのオチがまた…
注文の後すぐに、隣のテーブルで、
「はい、カツ丼お待たせいたしました~」
と出されている事に、「なに?!」とショックを受けられておりました(笑)。
さて。
ここまでお付き合いしてくださった岡田杜氏にお礼を言い、
我々はまた別の場所へ…。
でも。
「また後ほど~~!」
なのであります(笑)。
岡田杜氏って若いねぇ。
マッキーとほとんど同じくらい?
教師だったんだ。何教えてたんだろう?
天隠、なかなか美味しいよね。
若くして、あの味が出せるってすごいなぁ。
今後が益々楽しみになるね。
呑んでる時と仕事してる時と違うって・・当たり前さ!俺だって呑んでる時はへらへらしてるが、仕事してる時はキリッと・・本当か? 笑
島根は何度も行ってるけど、まだ一度も美味い蕎麦には出会ってないなぁ。笑
地に確実に脚を付けたぞ!って実感できたので
「降り立つ」です。
岡田杜氏もそうですが、蔵人さんも
みんな若いのに頑張ってるんです。
良い感じに蔵の若返りができてるのかなぁ、と。
でも、きっもその下地を築き上げてきた長崎杜氏の
存在も大きいのでしょうね。
引退はされたものの、まだ蔵人さんたちは、
みんな「おやっさん」と言って一目おいてる感じです。
とはいえ、岡田杜氏のお酒、まだまだこれから
楽しみであります!!
イケ面岡田杜氏のお酒は、島根もとい鳥取の
酒屋さん(笑)から仕入れて頂いてますよ。
んまいですよね~
九州を含む西日本地区に次回いらっしゃる
時は熊本からも参戦しますので、その時は
ぜひぜひお声かけくださーーーい!!
佐賀に、久留米に、宇佐に・・・
体が3つくらいほしいです。肝臓も(笑)。
今は天穏は鳥取からも広島からも新潟からも
いろ~~んなところから仕入れられるのが良いですね♪
でも、日々飲むお酒は家で良いけど、
蔵に伺うと見えてくるものというか感じるものがありますね~~。
地方によってつなぎが異なるし、
例えば、大豆、自然薯、ふのり、オヤバボクチ当等
釜揚げうどんなら食べたことがあるけど、
釜揚げ蕎麦ですか??一度食べてみたい!!!!
江戸流の蕎麦も良いですが、
その土地に行ったらその土地の蕎麦を食べたいものです~。
大分にも行きたい…。
釜揚げそば、不思議な食感でした!
「格別おいいしい!」っていうものではなく、
あ~庶民の味だな~~と。
あの時は優しくて心暖まる味わいを堪能しましたが、果たして今の『天穏』はどうなっているのか、何処かでまた巡り会えたら呑んでみます。
出雲そばは大好きな蕎麦ですが、釜揚げで喰った事は無かったなぁ・・・。
ちなみに、私のオススメの出雲そばは博多座の隣りに在ります。
あと新潟麦酒は、正直スイマセンでした。
m(_ _)m
今後、表記には気を付けます。
ところで、広島・呉の『海軍さんのビール』も美味しいですよ(笑)。
2007年はばっちり長崎杜氏の造りのものだと思います。
とはいえ、今も岡田杜氏は長崎杜氏の教え?!をしっかり受け継いで頑張ってると思います。
去年も今年も飲んでいますが、心温まる美味しさはそのままです♪
また生もとが年追うごとにいい!
そいえばこの造りから蔵人になった方と昨年立石でバッタリ会ったのだなぁ
天穏、年々美味しくなってきてるし、
また知名度もあがってきてますもんねー。
蔵人さんと立石で…ディープですね(笑)。