魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

AIでよみがえる美空ひばり

2019-09-30 | 観劇・ライブ・映画など
9/29(日)21:00~のNHKスペシャル
「AIでよみがえる美空ひばり」

AIひばりさんが現代風の難しい歌を
見事に歌いこなしている。



AIがついにこんなことまで…と、
ただただ感激。

ひばりさんしかできない歌いまわしで
とてもきれいな声で



秋元康さんの作詞で、ひばりさんにピッタリの歌

手の振り・しぐさのAIの先生になった
天童よしみさんも、
息子の加藤和也さんも、感激の涙



衣装担当した森英恵さんも、
「もう一度ひばりさんに会いたい」と
会場に集まった熱狂的ひばりファンも



ひばりさんの語りかけに
感激の涙、涙、涙。

素晴らしかった。感激した。

ところで、子どもの頃の私は、
ひばりファンではなかった。

幼い頃は澄んだきれいな声の
島倉千代子さんが好きで、

やがて、力強い歌声の
ペギー葉山さんに憧れるようになった。

看護学生時代~育児期は
歌を聞いている暇なんぞなかった。

子育てが一段落した頃、
テレビで聞く島倉千代子さんの歌に
ガッカリするようになった。

歳とともに歌も成長してほしいのに、
自分が期待していた島倉さんではなかったから。

ペギー葉山さんは一貫していたが
ヒット曲はなく、残念だった。

その点、ひばりさんは違う。
特に、リンゴ追分は歳と共に成長し
全く別の歌のように変化していることに
驚かされるようになった。

もちろん、「乱れ髪」「愛燦燦」
「川の流れのように」…、
これらは、若いひばりさんでは歌えない歌。

子どもの頃には好きになれなかったのに
・100年に1人出るか出ないかの天才
・七色の声
・唯一無二の国民的スター

と絶賛される美空ひばりという歌手の偉大さが
分かるようになってきた。

となると、なんとしても
生の姿・ステージを見たく、

「京都会館で公演があるんや!」
「どうしたらチケットを手に入れられるんやろ?」

などと考えているうちに、
病気で中止となり、間もなく亡くなった。

亡くなる前の晩、
私はカラオケに行っていた。

何の報道もされていなかったが、
その時の私は、どうしてなのか
ひばりさんが瀕死の状態のように思え、

体が重く、沈み込むように感じ、
とても辛かった。

皆が楽しそうに騒いでいる中、
歌うよう促されても
歌える歌える歌は「悲しい酒」しかなく、
水を差すようで悪いが、歌った。

翌朝、ラジオのニュースの時間帯なのに
「港町十三番地」が聞こえてきた途端
「あっ、亡くなったんや!」と直感。

やはり、亡くなったとのニュースが流れてきた。

出勤すると研修医の1人から
「主任っ! あんな歌うたうから、
 ひばりが死んだやんか」と言われた。

そんなあれこれがあり、
沖縄のあるスナックでは
私は「美空ひばりの人」
呼ばれていたりなんぞして、
嬉しい反面
60.70.80歳になったひばりさんの歌を
聞けないことが残念でたまらなかった。

なので、「ひばりの新曲が出る」
と知ったときは、嬉しくて嬉しくて

「AIはどんなことをしてくれるのだろうか?」と
期待で胸いっぱいになった。

視聴後の私の感想は

・歌は良かった、素晴らしかった
・画像の方はやや不満。特に口元・舌、手指の動き

もちろん、私は83歳になったひばりさんの
姿と歌声を期待していたが、
それは現段階のAIの能力では無理なよう。

でも、何年か後にはそれができるのでは?
そんなふうに思えた今回のNHKスペシャルだった。

すごいね、AI!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿