ワンコとマジョのくらし

マジョおばさんの毎日の暮らしを紹介しま~す。

映画”孤高のメス”

2010-06-30 20:58:44 | 映画、本
今日は寝不足の方が多いですね!
今日の挨拶は”見た?” ”見た見た!”
でしたよ。
サッカーワールドカップの日本対パラグワイの試合です。
残念ながら惜しくも負けとなりましたが、ほんとうに頑張ってくれて!見終わって清々しかったです!
8年前、4年前から比べると、こんなに世界で互角に戦える実力がついてきたんだと感心いたしました。

眠かったのですが午前中、前から見たかった映画”孤高のメス”を見に行ってきました。
日本ではまだ脳死移植が認められていなかった20年前の医療の現場でのお話です。

舞台はある地方都市の市民病院のお話です。
ここの市長はなんとか充実した医療のできる市民病院にしたいと、ピッツバーグで肝移植を手がけてきた医師当麻を招聘します。
最近千葉の銚子市民病院が閉鎖に追い込まれたニュースとだぶって見てしまいました。
映画に関係ありませんが、
その近くの鴨川に大きな私立病院があります。
そこの事務長さんは先見の目があったのでしょう!
15年以上も前から病院内のすべてをコンピューターで処理
し、電子カルテも早くから導入し、医療はサービス業である
という徹底した意識で病院経営を行ってきました。
車で前を通ると豪華なホテルではないかと間違えるほどで、入院してる患者さんの満足度は高いそうです。

20年前のさざなみ市民病院は難しい患者は大学病院に送り、大学からの医師の派遣に頼っているのは、今もあまり変わらないのではとおもいます。
閉塞感ただよう病院で、目の前の患者を救うことに医師としての使命を燃やす当麻先生にナースの浪子さんは仕事に生きがいを感じ始めます。
この浪子さん役の夏川結衣さんがいいですね~~

マジョおばさんが見てきた等身大のナースのイメージによくあいます。外科医の片腕となるナースは医師と同じような高い知識が必要なんですね!浪子さんよく勉強していました。

マジョおばさんが常勤で仕事していた時も(町の1病院ですが)外科医のオペが行われる時は非常に病院全体が活気に満ちていました。
手術の準備、薬の準備、輸血液の手配など緊張しますが仕事の充実感はあり、懐かしく思い出されます。


医師当麻役の堤真一さんも旨い役者さんですね!
刑法99条の狂気の役、天才数学者、新聞記者など見て来ましたが、どの役もすごいものです。

今回も実にリアリティに演じています。
人間の肝臓がこんなに大きいのにびっくり!
移植した肝臓に血液が流れると綺麗なピンク色に染まっていくのも感動ものです。取り出した硬い肝硬変の肝臓には・・・
なぜか・・・笑えました。・・・
当時禁止されていた脳死移植を行えば、刑事責任に問われることも恐れず、目の前の患者を救うことのみに純粋にメスを使う!ブラックジャックみたいですね!

もう1つ涙が止らないストーリーがありました。
肝臓のドナーとなった少年と母のお話です。
一人息子を交通事故で脳挫傷になり脳死の宣告をうける母親役の余貴美子さん!この方も旨い女優さんですね!
息子の命を繋げたいと移植のドナーとなることを当麻に伝えるシーンです。
摘出のためオペ室に入るときは、まだ心臓が動いているので
生きているような息子を抱きしめる母親!
そして出てくる時は死亡した息子と霊柩車に乗る母!
もう・・・涙が止りませんでした。久しぶりに映画を見て泣きました。

そして思い出しました。
昔、肝癌のオペをしたドクターが夜、まだ仕事をしていた薬局に来て、亡くなった患者さんの見送りを一緒にしてくれと言いました。お見送りをした後、先生は薬局にもどり近くにあった
輪ゴムの箱を床に投げつけ感情を静めていた光景を映画を見終わって奇妙に思い出しましたよ・・・




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4 コメント

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Unknown (wakame)
2010-07-01 10:23:56
こんにちは♪
ブログ休憩中
体調を崩し休んでおりました。。。
実体験と映画のお話
感動です。。。
う~ん!私も見たい映画になりました。
堤さんカッコイイですよね。。。
majyoさんのお勤めだった病院は大きかったんですね。。。
wakameは・・・です♪
体調よくなりましたか? (majyo)
2010-07-01 17:41:10
wakameさん
ブログ更新されていないので・・・
試合が続いているのかしら?
仕事と家事で忙しいのかしら?と気をもんでいました。
ときにはゆっくり休んでくださいね!

マジョおばさんが常勤の時は100床ぐらいで
内科、外科、整形、小児科、時間帯によって
耳鼻科、眼科などもやっていました。
退職したときに移転して大きくなり、いまは老建、救急センターなど併設して総合病院になっています。
あまり分業されていない時期だったので
なんでもやらなければならず・・・
逆にそれが面白かったようです。
肝硬変 (デカチワワのパパ)
2010-07-02 12:14:43
ご無沙汰しています。

我が家の唯一の息子はデカチワワこと愛犬チル、昨年の3月末で漸く6歳を迎える前
罹りつけのペットクリニックに転院したことで今まで不明の病名が判明、付いた病名がインスリンノーマと云う聞きなれない病名、獣医師曰く若年では稀な病気とか・・

数日を経て、夜中に激しい痙攣と痛みの
為、泣き叫び空かさず獣医師から処方されたブドウ糖を針の無い注射器で愛犬の
口元へ暫くしますと、落ち着きを取り戻しますが、腰が抜けていまして起きよう
としますが、立ち上がることもできません。脚を宙に動かすばかり、その側で声
を掛けたり、体をさすってやるばかり
翌朝までまんじりとそのような事しか出来なくて、側でオロオロ、翌朝獣医師の元へ、走り点滴などの処置をして貰うと
落ち着きを取り戻しましたが、その後
10日間程、何度ともそのような繰り返し、不眠不休で自営業の仕事も停止状態

膵臓に出来る腫瘍のため、手術も危険と
か、例え切っても他のところの転移の可能性も捨てきれず、手術は残念(今は亡き父も直腸がんのオペを薦めた結果、死期を早めてしまった経験)が霞め、結局
その後、落ち着き投薬治療に専念する事
に決定、元気なデカチワワの頃の体重3キロ強でしたが、1年5ヶ月ステロイド
半錠、抗生物質、胃薬で今は7キロ強
療養食1日120gでも副作用でこのように太ってしまいました。肝数値400、肝硬変に移行の様子・・・ 先日の軽い発作で血糖値34,それまでの数値は45前後
始の発作時は25でした。

その時は後、10台であれば昏睡状態と
危険な数値であり、一時は安楽死もと考えた事がありました。

長くなり申し訳ありません。人間と比べてみては不謹慎だと思われかもですが、我が家に子供がいない為、唯一、愛犬が我が子なのですよ。
お気持ちよくわかります! (majyo)
2010-07-02 23:52:36
不謹慎にも肝硬変の取り出した肝臓があまりのも作り物のようで・・・笑ってしまったのですが・・・
しかし肝硬変になった肝臓は実際見たことがないので・・・ほんとうにあんな感じなのかもしれません!役に立たない臓器そのものでした。
ほんとにこんな状態になる前に治療したいものです。

インスリノーマという病名は初めて知りました。人間の場合でもごく稀な病名だそうです。
膵臓ベーター細胞の腫瘍が原因でインスリンの分泌が止らず低血糖をおこし痙攣などの症状を繰り返すようですね!
インスリンの分泌を誘導しないような食事療法とステロイドの内科治療でなんとか維持すると説明されていました。
人間界は糖尿病の治療が盛んに行われていますが、このような場合もあることを不勉強ながら初めてしりました。
フラクトースという糖類が食事にいいそうですが、もちろん試されているとおもいます。
デカチワワちゃんは不幸にもかかってしまいましたが・・・
どうぞできるかぎりの看病してあげてくださいね!
我が家も息子達がでていったあとは2匹のワンコが夫婦のカスガイです。
当然10歳と6歳なので先に逝ってしまうだろうとおもいますが・・・
家族なのでそんなことは考えたくありませんが
・・・
血糖値が下がらないように、大変と思いますががんばってくだいね!!!

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