漫画 三国志

映画”レッド・クリフ”を見てから三国志を読もうと思ったが、・・・
超長編大作で読みきる自信がなかった。
そこで横山光輝著の漫画”三国志”を図書館で予約！
文庫本で３０巻もあった。
１０巻づつ予約したが、・・・手元に届くのは３~４週間かかったので読み終わるのに
３~４ヶ月かかってしまった。
いやぁ～～感動しましたね・・・

　
吉川英治作の三国志をもとに漫画化したと言われている。
数多くの天才、豪傑が登場しますが、私には３人の主人公が活躍した、その
生涯の物語のようにおもわれます。

蜀の君主　劉備玄徳　　徳を備えた英傑
蜀の軍師　諸葛亮孔明　　天才軍師と同時に天文家、発明家でもあるのが
　　　　　　　　　　　　　　　　　おもしろいよ
魏の君主　曹操　　　この人物が一番おもしろかった。時代によって白にも黒
　　　　　　　　　　　　　にもなり自分の野心を成就させていく。
　　　　　　　　　　　　　一番現代にも通じる人物像におもわれた。

そうそう・・・もうひとり忘れられない人物がいる。
魏の軍師　司馬い仲達だ！
この人は孔明の知略には一歩およばなかったが、ときには互角に戦い
孔明の裏をかく戦略で追い詰めることもあった。
が、孔明の才能を高く評価した冷静な人物だ。
結果的にはこの仲達の孫に当たる人物が三国時代の後の晋の国を
作ることになる。

読み終わって、
国を作ること、社会を作ること、会社をつくること・・・
みんな、優秀な人材を養成し、適材適所にその才能を発揮させることが
いかに重要なことか・・・
そして孔明亡き後、優秀な人材に恵まれなかった、その後の蜀という
国の滅亡は現代の教訓かもしれない・・・
知恵のあった仲達の子、孫が次の国　晋を興したことも興味深かった・・・