またまた、無断引用です。
なので、ココは限定記事ということで個人で楽しむレベルでございますので、何卒ご理解くださいませ。
さーて、本題です。
合併症を防ぐためのコントロールについてです。
図1をご覧ください。
合併症の相関図ですが、食後血糖値やHbA1cは、意外と厳しい数字ではないという事です。
網膜症も腎症も、HbA1cで8.4%まで、空腹時血糖値なら150mg/dlまで、食後血糖値なら220mg/dlまではOKラインに見えますねぇー。
もちろん、統計的な事だけですから、個人差や例外も当然ありますでしょうが。
もちろん、血糖コントロールは、低ければ低いほど良いとは考えておりませんが、このOKライン、思ったより高めだなーが私の感想です。
合併症は、血糖コントロールだけを気にしててもダメで、コレステロールや血圧管理も重要っていうのは解かってますもんね。
このOKライン、いかがお感じですか?
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以下、コピペ。
日本人を対象にした試験「Kumamoto スタディ」により、実証されている2)。これは、2型糖尿病患者110人をインスリンで治療して血糖コントロールと細小血管症の発症・進展を検証した試験で、血糖コントロールを厳格にするほど網膜症や腎症の進行が抑えられることが試験結果から明らかになった(図1)。ただし、HbA1c(以下NGSP値)を7.0%未満にコントロールしても、それ以上のリスク低下はほとんどない。また、血糖を下げるスピードも重要なポイントで、急激な低下により網膜症や神経障害が一時的に悪化することが他の研究からも報告されている。
、日本糖尿病学会は疫学的データに基づき、食後2時間血糖の目標値として「180mg/dL未満」を推奨している。だが、治療介入による大血管症予防効果の点では、治療目標値としての妥当性はまだ乏しい。国際糖尿病連合(IDF)のガイドラインでは、現実性と低血糖予防の観点から、食後1~2時間血糖値160mg/dLを推奨しており、エビデンスの蓄積が待たれるところだ。
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食後2時間値で180mg/dl、もしくは、150mg/dl、いかがでしょうか?