6/24の日経新聞に掲載されていた記事です。
インスリンはたんぱく質なので経口薬は無理って言われていたんですけど、CPP(細胞膜透過性ペプチド)と呼ばれるたんぱく質の断片でコーティングして、胃液にも耐え小腸まで届けられるんだそうです。
小腸の粘膜にくっついて、本来、細胞膜を通り抜けられないインスリンがCPPの働きによって取り込まれ、血中に入れるって仕組みらしい。
(☆。☆) ほっほっー、仕組みはわかった。
2年以内に臨床試験まで持っていきたいそうです。
♪
でもね。
あはは、ご想像ついていました?
吸入型インスリンのエスペランザと同じ運命じゃないかな・・。
まず、経口で10単位分のインスリンを入れても、皮下注射の2単位分しか作用しないそうです。
つまり、エスペランザと同じく、たぶん・・・、とっても高くつく。
第二に、超速効でなくなる。おまけに、0.5u刻みのコントロールなんて実現不可能。
第三に、基礎インスリンの役割は出来ない。
つまり、私が使える日はやってきませんね。
でも、誰かには役に立つわけなので、こーゆー研究が進むことを喜んでいます。
だって、どうしたって、インスリン注射による治療に踏み切れず、9-10%でも、経口薬だけの2型患者さんって多いですもんね。
誰かの福音になりますように。