セミナーネタです。
これは聴講しておりませんので、抄本ネタです。
1型DMのMDI療法で、トレシーバとランタスの血糖日内変動を比較した発表がありました。
対象 外来1型21症例
条件 トレシーバ単位数 = ランタス1回射ち単位数 (つまり、同量)
トレシーバ単位数×0.8 = ランタス2回射ち単位数
結果 朝夕の食前値には差がなし。
昼食前値はトレシーバのほうが低値で、70mg/dl未満だった回数もトレシーバのほうが多かった。
重症低血糖は、両薬剤ともなし。
MODD(日内変動の指標)は、ランタス59.8%±39.1mg/dl トレシーバ46.9±31.6mg/dl
さらに、
入院中の症例5例で、ランタス→トレシーバに変更
切り替え前5日間のCGMと、切り替え4日め(安定されるまでのプール)からの5日間CGMでの比較検討
結果、就寝前を除き、トレシーバのほうが平均値が低い。
切り替え直後に、一過性の夜間を中心とした血糖上昇が認められた。
♪
この発表では、トレシーバの売りである「夜間低血糖」については触れられていませんね。
それに、「条件」の1回射ちは同量で、2回射ちだけが2割減なのも、説明がなく判らないんですけど。
最近、医療者の方と、「トレシーバのように長く効き過ぎるのも、活動量に応じての増減ができずに、結局、インスリンに合わせた生活(補食)を余儀なくされるよねー。」って会話をしたばかりなんです。
私みたいに、毎日のジム通いするタイプは可とするか、運動なしのほうが良とするか?
うーん。
トレシーバのほうが、コントロールはよくなるかもしんないけど、やっぱ、レべミルでいいかぁー。
あはは。