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Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

映画「おとなのけんか」

2012-05-06 09:54:19 | 映画



★★★★


ウィークエンドシャッフルで絶賛されていた作品。
名古屋でいつやるのかなぁと思っていたらGWの期間中だけ公開ということで
センチュリーシネマに行ってきました。

子ども同士のけんかで、ある子供の前歯が折れる。
その後の親同士の話し合いに関しての人間劇。

最初は表面を取り繕っているけれども話が進むにつれて、
手こそあげないものの、それこそ「こどものけんか」ばりの様相で理性が崩れていきます。

攻守もチームも入れ替わる展開。
それはまるでプロレスのタッグマッチを見ているようです。

登場人物も特にジョディ・フォスター。
いるいるこういう人。劇中の言葉を借りると「世界がより良くなるため」的なリベラルな人。
あと、クリストフ・ヴァルツ演じる携帯&仕事一番主義。
こういう人もいますね。
打ち合わせ中に電話出んなよって思うわけです。
四人四様のキャラが出ています。

ほぼ男女4人の部屋の中での会話だけで成り立っているという稀有な作品。
もともとは戯曲だそうで、そういう意味では会話のプロレスを楽しむ作品となっています。


おとなのけんか。
それは、言葉の殴り合い。

映画「ライアーゲーム 再生」

2012-02-24 22:22:22 | 映画



★★★★


前作の「ライアーゲーム ファイナルステージ」も大好きでしたが、本作もやはり面白い。
緻密に練られた脚本でずっとスクリーンから目が離せません。

脚本も素晴らしいですが、出演している役者もなかなか。
前作から出演者はかなり変わっている(主役の戸田恵梨香も多部未華子に変更)が、
松田翔太のカッコよさは健在。
そして、小池栄子(←カワイイ)や船越英一郎あたりの演技も見どころです。

前作がマンガ的な要素(フクナガこと「キノコ」や濱田マリの過剰な表現)が多かったのに対して、
本作は過剰な表現はへって、もう少しシリアスな演出だったと思います。

とはいえ、やはりこのシリーズの魅力は脚本。
前作でも思いましたが、
こういう映画はぜひ世界で勝負してほしいと思う。



■映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
http://blog.goo.ne.jp/mailto1979/e/e853d65a515cfdb10bb6e6023cf380fa

映画「宇宙人ポール」

2012-01-20 14:20:16 | 映画
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★★★☆

ライムスター 宇多丸のシネマハスラーで大絶賛していたので観に行ってきました。
「ET」や「未知との遭遇」などの有名作からマニアックなSF作品まで
様々なSF作品へのオマージュ(パロディ?)を含めて描かれるSFコメディ。
僕自身、それほどSF作品を多く見ている訳ではありませんので、
このオマージュでのクスッというのはそんなに多くはありません。

もし僕にそれなりのSFの知識があれば、
「モテキ」を観た時に味わった古い曲を聞いて
クスッと笑うようなところがあったのだろうと思います。

SFでありながらコメディ。
そしてロードムービー的な要素も多分に取り入れたあたりは、
単にSFという道具を使った
エンタテイメント作品なんだろうと感心します。

そういう意味では、シネマハスラーで言っていた
「HIP HOP的なサンプリングのような面白さ」の作品ということが良くわかります。


元ネタをもっと
知っていたら、
もっと面白い。

映画「マイウェイ 12000キロの真実」

2012-01-08 00:08:05 | 映画



★★★


2012年の最初に観た映画が「マイウェイ 12000キロの真実」。
韓国映画で、日本、ソ連、ドイツと3つの軍服を着るという
数奇な運命をたどった2人の韓国人と日本人の物語。

ノモンハン事件からソ連での強制労働、そしてノルマンディ上陸作戦と
もうお腹いっぱい詰め込みすぎではないかというぐらい詰め込んだ2時間半。

あまりにも壮大すぎです。
最初のノモンハンのところはかなり丁寧に描かれているのですが、
もうソ連、ノルマンディのあたりはかなり飛ばして描かれています。


そして延々続く戦争シーン。
ただでさえ韓国映画という重めの演出が重なり、
お腹いっぱいの食傷ぎみです。

ただオダギリジョーの役者っぷりは素晴らしかったです。

まぁ正月あけにいきなり観るには重かったかなぁ。


立場が変わることによって、お互いを理解しあう。
それが対立をなくす。
そんなことが描かれています。

2011年映画ベスト5

2012-01-01 23:53:50 | 映画
昨年映画館で観た22本(少ないなぁ)の中からのベスト5です。


第5位 ウッドストックがやってくる

「おじいさんと草原の小学校」「デザートフラワー」あたりと悩みましたが、
音楽イベントを一から作り上げるというドタバタ劇がミョーにリアリティと親近感がわいて
こちらの作品を選びました。
このドタバタの中での、躍動感ってなかなか良いもんです。

■映画「ウッドストックがやってくる」
http://blog.goo.ne.jp/mailto1979/e/15a936f0e5f54df223f220c56db8177d


第4位 キックアス

今年前半のミニシアターものの中では、最大のヒット作ではないでしょうか。
ネットでの口コミも凄かったです。
誰もが憧れる正義のヒーローを本当にやってしまうというB級な設定。
あとヒットガールもたまりませんでしたね。

■映画「キックアス」
http://blog.goo.ne.jp/mailto1979/e/15a936f0e5f54df223f220c56db8177d


第3位 モテキ

邦画の中でNO.1にあげさせてもらいました。
90年代を青春時代を過ごした僕としては、本作に出てくる音楽の数々はそれを聞いてるだけで、
ウキウキしてしまいます。
ヒロインの長澤まさみ最強です。
ただドラマのような明るいのは前半だけで、
後半はドラマのモテキのその後について考えてみました的な展開でしたね。

■映画「モテキ」
http://blog.goo.ne.jp/mailto1979/e/af302d1acc6d1cfd08d09c11c5355581


第2位 マネーボール

下半期ベスト1の作品。
野球映画ではなく野球をモチーフにしたビジネス映画。
貧乏球団を常勝球団に育てるためにとった手段は、効率を重視した「選択」と「集中」。
格差が広がる今だからこそ観ておきたい映画。

■映画「マネーボール」
http://blog.goo.ne.jp/mailto1979/e/598eb577d31070833c6ca1599e50500a


第1位 ソーシャルネットワーク

やはりこの映画かなぁ。
時代象徴性がある映画として2011年を代表する映画かなぁと思って1位にしました。
もちろんその中身も演出も素晴らしかったです。
(FACEBOOKをモチーフとした一部フィクションだとしてもです)
この作品がアカデミー賞を取らなかったのは残念。
一年前が、「スラムドッグミリオネア」という
新興国の台頭を感じさせるものを取ったからでしょうか。

■映画「ソーシャルネットワーク」
http://blog.goo.ne.jp/mailto1979/e/e00944fe58f5924d37fcfc572b29d386



映画館で観た映画があまり多くなかったのが残念。
全体的に上半期の方が面白い作品が多かった気がします。
ちなみに恒例のワースト1ですが、「ツリ―オブライフ」です。
このキリスト教感は、全く理解できません…。
予告編にはめられたなぁ…。


2012年もいい映画に出会えますように。

映画「J・エドガー」

2011-12-18 22:09:12 | 映画



★★☆

クリント・イーストウッド監督作品。
そして主演がデカプリオ。
FBI初代長官で、50年近く君臨し続けたJ・エドガーの半生を描く。
アメリカ人の好きそうなお話しで、
2011年度のショーレースでも目玉の一つになるであろう作品です。

この作品の脚本は、『ミルク』(これは良かった)でアカデミー賞脚本賞を
受賞したダスティン・ランス・ブラックが書いている。

『ミルク』が初めてゲイであることを表明した政治家の物語であったのに対して
本作の主人公であるエドガーはゲイであることを表明したくても言えない立場にある。
そういった意味で、『ミルク』と対をなす作品である。

ですが、『ミルク』が60年代のサンフランシスコに漂うヒッピー的な明るさが
まだ感じられたのに対して、本作は本当に暗い。
2度の世界大戦の中という時代背景もあるにしろ、やはり暗い。
それが言いたくても言えないエドガーの心内を意味しているのであろう。

主演を演じるデカプリオの演技力は素晴らしかったです。
20代~77歳で死ぬまでを演じています。
(ちなみに、年をとってからの彼は、ナベツネを連想した人も多いと思います)


言いたくても言えないほどつらいことはない。

映画「ミッドナイト イン パリ」

2011-12-04 14:57:20 | 映画



★★★


イスラエル旅行の機内で観た一本。
ウッディ・アレンの中では一番のヒット作だったらしい。
パリを舞台にした作品。

主人公はアメリカの小説家にあこがれる脚本家。
主人公が一番あこがれる
パリが芸術のパリとして一番輝いていた時代に1900年代初頭に紛れ込む。
ピカソやヘミングウェイ、フィッツジェラルドらが次々と登場する豪華さ。
華の都パリを十分に楽しませてくれます。

ウッディ・アレンって、ニューヨークが舞台で、
小難しい映画をとっているという印象だったのですが、
本作は、そんなことを考える必要もないぐらいお気楽な映画でした。
そういえば以前、機内で観た「それでも恋するバルセロナ」も
お気楽な映画だったような。


映画は、教えてくれます。
1900年代の初頭のパリは確かに素晴らしいけど、
当時の人はもっと昔のパリにあこがれていたと。


歴史は繰り返す。
歴史を作るのは、今の自分たちであると。

映画「マネーボール」

2011-11-23 11:06:07 | 映画



★★★★


特には意識していなかったのだけど、
日本シリーズ最終戦の日に観てきました。

今年下半期観た映画の中で、一番の秀作。
(上半期は、「ソーシャルネットワーク」を挙げたいと思います)
2000年代初頭のアスレチックスが標榜したデータ野球。
出塁率を重要視し、盗塁や犠打は非効率とする。
そして、スカウトは費用対効果が高い選手を集める。
そんなチームを指揮したGMであるビリー・ビーンの物語。

なんとこの映画の制作陣は、「ソーシャルネットワーク」のスタッフ。
確かに途中、数学的な説明の箇所での細かいカット割りなど「ソーシャルネットワーク」に似ている。
それが、程よい緊張感を演出しています。

さて、本編ですが、この映画は、野球映画というよりもビジネス映画である。
ビリーが取った「マネーボール」理論は、
アスレチックスのような貧乏球団が取らざるおえない手段であった理論であったと言える。

この「マネーボール」理論を映画後調べていくと、
この「マネーボール」理論は完ぺきではないということが分かった。
つまり統計的な効果を求めることから、長期間におよぶペナントレースでは、
映画に描かれるような20連勝というリーグ史上に残る記録をつくるものの、
短期決戦であるプレーオフには、確率の誤差が大きくなり運に左右される。
(「マネーボール理論」上では運という表現になるのであろう)



■ソニーピクチャーズ>マネーボール
http://www.moneyball.jp/
■Wikipedia>マネーボール(理論)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%



「選択」と「集中」
それは、弱者が選ばざるおえない方法論

映画「ポッパーさんとペンギンファミリー」

2011-11-14 22:55:37 | 映画



★★★

同じくイスラエル旅行中に大韓航空機の機内で観賞。
ジムキャリー主演のファミリーコメディ。
エリートサラリーマンの主人公が、
マンハッタンの真ん中のペントハウスでペンギンを飼うはめになり、
それまで疎遠だった妻や子供と仲直りする話。

ジムキャリーならではのコメディ要素あい、
序々に人間の心を持っていくペンギンという動物とのやりとりに
ほっこりさせられます。

ペンギンを飼いたいと思ったことがある僕としては、
ペンギンとのやりとりはツボでした。

テイストとしては、ナイトミュージアム的かなぁ。
飛行機の中の映画って、
自分で映画館に行かないジャンルの映画を観れるから楽しいですよね。
こんなファミリー向けの映画とか絶対に行かないもんね。

映画「カーズ2」

2011-11-14 21:47:12 | 映画



★★★

イスラエルへの大韓航空の機中にて観賞。
「カーズ」の1作目は素晴らしかった。
擬人化された車という技術はもちろん凄かったが、
小憎たらしい主人公「マックイーン」が更生していく様は、
王道のストーリーで誰にでも受け入れられる。
子供に見せるには十二分な作品でした。

さて本作。
本作の主人公は「マックイーン」ではなくて、
おんぼろレッカー車の「メーター」が主人公。
ノリとしては007的なスパイアクションのテイストが全編に出ている。

カーズの続編というより、メーターの番外編という雰囲気だったかなぁ。
まぁ悪くはないのだけれど、
1800円を払ってまで観たいかと言われるとちょっと疑問。

飛行機の機内ぐらいがちょうどいいかも。

映画「モンテカルロ/Monte Carlo」

2011-11-13 12:25:11 | 映画



★★★

イスラエルまでの大韓航空の機内で観賞。
セリーナゴメス(グレース役)主演のコメディ映画。
3人の姉妹がパリ旅行に行くが、参加したツーが最悪。
エッフェル塔で置いていかれる。

雨の中、駆け込んだホテルで、グレースそっくりのセレブまちがえられ、
そこから束の間のセレブ旅行を楽しむ。


旅行気分を高まらせてくれる設定。
旅行中に観るのにはもってこいのお気楽なコメディでした。

まぁ何も残んないですけど。


旅行の気分を盛り上げる映画って、
旅先での一時の出来事をピックアップした映画だと思う。
自分もそうなるかもという気にさせてくれる。
というのは大げさすぎる。

映画「ステキな金縛り」

2011-10-29 12:03:45 | 映画



★★★☆


三谷幸喜監督作品。
深津絵里・西田敏行・阿部寛・竹内結子・浅野忠信・中井貴一・
草なぎ剛・市村正親…という主役級を並べたキャスト。
おいおい巨人打線かよ的な圧倒感です。

さて、本編では「笑い」というものを論理的に分かっている彼ならでは作品です。
証人が幽霊をいう設定で、
見える人と見えない人がいるというシチュエーションを生かした巧みな笑い。
この笑いを見るだけでも映画館に行った価値ありです。
(中井貴一のレストランでの犬のシーンは爆笑です)

ただこの論理的な笑いというもので、笑わしてはくれたのですが、
その論理性ゆえの意外性がないので、この★数にしようと思います。
やはり本編全体からのハラオチ感が好きな僕。
序盤からジワジワ、最後に爆笑というスタイルが一番好きなんです。

ちなみに三谷作品では、「ラヂオの時間」が一番。
笑いではないけれども「12人の優しい日本人」(戯曲)とかも素晴らしかったと思う。


ある人にとっては、泣きのシーンであっても
別の人にとっては、笑いのシーンかもしれない。
人の喜怒哀楽は人それぞれ。
そんな映画。

映画「未来を生きる君たちへ」

2011-09-19 20:50:53 | 映画



★★★


アカデミー賞外国語映画賞受賞作で、
いかにも良い映画なんでしょうというタイトル。
ただ、ちょっと暗いかも。
そんなイメージで観に行きました。

ストーリーは、
アフリカの難民キャンプとデンマークの小学校の2つの軸でつづられていく。
アフリカでは、暴力が暴力を生むということが描かれ、
小学校ではいじめに対抗するために力を持つということが描かれる。

人間の「憎しみ」と「赦し」というテーマ。
「赦し」がないと「憎しみ」の連鎖が終わらないということが、
頭では分かっている。
しかし、感情が絡むとやはりそうはいかない。

この映画では、明確な解決案は提示していない。
何が正しくて、何がダメなのか。
そのあたりの善悪の基準をぐちゃぐちゃにしようとする作品。
だから、……という気分になるんです。

映画「モテキ」

2011-09-17 15:52:13 | 映画



★★★★

昨年、ドラマを観ていたので期待大。
期待にこたえるユーモア満載の作品でした。
(特に前半)
prefumeの振り付けシーンをはじめ、J-POPをネタにしたユーモア満載。
例えば、「神聖かまってちゃんとかYOU TUBEで勉強するからぁ」
とかいうフレーズなんて、もうツボです。
あと小物も注目。
ドラマでは、岩井俊二映画の「打ち上げ花火…」を登場させ、
90年代サブカル世代の僕たちの胸を締め付けさせていましたが、
今回は。藤本の部屋のベットの横に置いてあった
「まんが道」の全集に、おぉーーー!!と思ってしまう。
もちろん音楽も90年代に青春時代を過ごしてきた僕にとっては、刺さるものばかり。
渋谷系、岡村靖幸、橘いずみ、そしてカラオケ文化。
最近でも在日ファンクだの、N'夙川BOYSなど、うんうんというあたりをついてくる。


(以下ネタばれがあります)

さて、今回の脚本はドラマ(原作マンガはドラマで踏襲済み)と違って、
作者がオリジナルで書き下ろしたもの。
ドラマ版が、主人公 藤本がモテモテになり、
この子もあの子も欲しいと、うーんどうしようかと迷う、
男子高校生のHOT DOG PRESS的な面白さがあったのに対して、
映画版は4人の女性と恋(セックスだけも含めて)の接点を持つものの、
基本的には、長澤まさみ演じる松尾みゆきを追っかけるというスタンス。
(また長澤まさみが本当にカワイイ!!)

そういう意味では、「モテキ」の後を描いているともいえる。
そのため映画のドラマのように前半は明るく、
そして後半は大人への階段的なことを考えさせられる、ちょっと真面目なトーンで描かれている。

そもそも大人への階段への的な人間の成長を描く年代としては、
社会人2~3年目の話だと思うのだけれど、登場する藤本は31歳という設定。
その年にして、人間としての成長というものに気付くというのも遅い。
しかし、20代という若さがゆえに自分に甘く自己中心的で、甘えていたことによって、
そうした自分の成長というものの大事さが、
30歳を過ぎてしまったということが、最近では普通なんだろうなぁと思ってしまう。
(僕自身も20代は、藤本ほどではないにしろ、甘えっぱなしだったし)


自分の成長の大事さに気付かせてくれた松尾みゆき(長澤まさみ)の言葉。

「藤くんだと、成長できない…」

音楽やサブカルという僕らの青春のキラキラしたものに囲まれている映画だけに
この言葉が重くのしかかります


20代を甘えっぱなしだった30歳ぐらいの人たちはぜひおススメの一本です。


■映画「モテキ」の前に、ドラマ「モテキ」を見なおして(音楽まとめ)
http://blog.goo.ne.jp/mailto1979/e/e732a82b4ac929b7da26b0fa05c5a163

映画「ツレがうつになりまして。」

2011-09-10 11:34:16 | 映画



★★★☆

宮崎あおいと堺雅人という好きな俳優2人の作品。
ほとんど全編、この二人の掛け合いである。

佐々部清監督も言っていましたが、
原作の漫画の良さでもあった
「ウツ」という重い話題を軽く演出していました。
10分に1つクスッとさせる笑いもあり、女の子的な可愛さ
(ホンワカするマンガやイグアナ、宮崎あおいのお団子アタマなど)も満載。
少しウルッともさせます。

この映画でも思ったのですが、
この2人ってホントに良い役者だなぁということ。

特に、堺雅人の減量ぶりは役者魂を観ました。
病人っぽい。
でも、完全には重くない。
そこが「ウツ」という病気は、心の風邪で誰にでもかかるんだよ。
だから心配ないというメッセージなんだろうなぁと感じます。


といいつつも、
宮崎あおいに献身的に介護されたら、
病気治るわなぁと思ってしまう。
(いや、あえて病気になってしまう)