前潟都窪の徒然草

折々の社会現象に対する所感、随筆、アフリエイト

ルーマニアの伝統舞踊のビデオクリップ

2009-08-16 06:20:40 | 海外旅行
ルーマニアの田舎には日本では見かけられなくなって久しい長閑な田園風景があり時間がゆったりと流れていた。そして興味を引いたのはジプシーを統括する闇の組織の本部がルーマニアには置かれていてそのボスはジプシー世界に絶大な権威を持っているというガイドの話であった。

当時の旅日記には長閑な光景を以下のように書きとどめている。

 朝8時前に出発して一路ルーマニアの首都ブカレストを目指した。
 道中窓外に広がる街道筋の民家を座高の高いバスから庭の中までつぶさに観察することができた。農村地帯なので一様に二階建ての母屋を囲んで庭があり、庭には必ずと言っていいぐらい数羽の鶏が放されて長閑に草や地虫をついばんでいる。傍らにはプルンの木が数本植えられ白い花が満開である。

 どの家にも井戸が掘ってあり井戸には屋根が設けられている。水道はまだ敷設されておらず井戸水に頼っているようである。赤茶色の瓦葺きの屋根の軒下の壁面には薪木が積み重ねられている家が多く、ガスもまだ使用されていないことを窺わせる。

 道路には馬車の荷車に干し草などの荷を満載して往来している。時に二頭立ての馬車もあり、農場へ作業にでかけるのであろうか空の荷車の上には2~3人の農夫や農婦が所在なげに乗っており、すれ違う我々のバスを興味深そうに見つめている。行き交う自動車の数もそう多くはない。

 こうした長閑な田園風景は日本の社会から消えて久しいので一際旅情をそそってあまりある。
 そして不思議なことに13日間のブルガリア、ルーマニア滞在中にモーターバイクが走行しているのを一度も目撃したことがなかった。

ルーマニアの伝統舞踊のビデオクリップ






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