前潟都窪の徒然草

折々の社会現象に対する所感、随筆、アフリエイト

政府与党、ヒューザー小嶋社長の証人喚問に同意

2005-12-23 13:51:04 | この意見に共感
  耐震強度偽造問題で時の人となっているヒューザーの小嶋社長の国会への証人喚問が来春1月20日の通常国会招集前に実施されることに決定した。これは「まぶちすみおの不易塾日記」や「きっこのブログ」の連携作業による「1年振りのテボドン大作戦」が政治を動かしたという点では、ブログによる市井の民の声がこれからの政治の動向を決めることになるかもしれないという意味において画期的な出来事であったと思う。

  しかし、冷静になってよく考えてみると、全国一斉の家宅捜査によって問題は司直の手に渡ったのであるから、国会の場で小嶋社長を証人喚問したところでどれほどの価値があるだろうかという疑問が生じる。「資料が捜査当局に差し押さえられているので判りません」という回答しか得られないであろうことは容易に予測できるからである。
  
  そもそも国会とは立法府であり、その構成員である政治家は法案作りを官僚に任せるのではなく、自ら勉強し、研究して国民のためになり且つ国益にもなる、法案作りのベテランになることが本来の使命ではないかという気がしている。となれば、国会の場で探偵ごっこをするよりもむしろ、真相の追求は司直の手に任せたほうが効率的だとさえ思う。官僚に法案作りを任せきりにする政治家達の不勉強にこそ国民は追求の目を向けるべきではなかろうかと思うのである。その意味で
青い炎の日記の作者が二つの問題という題名で展開する所論には共感するところが多い。

「もともと存在する建設業界の闇」を明るくすることこそが政治家に求められている仕事だと思う。

以下青い炎の日記からの一部分の引用である

二つの問題点とは一つは『内河氏を頂点とする巨大詐欺事件』、そしてもう一つは『もともと存在する建設業界の闇』に関することです。

私のブログでもこの二つを混同してきたためコメント内で議論が噛み合わなかったり、話がややこしくなったりしたんじゃないかと少し反省しています。この『もともと存在する建設業界の闇』に関する部分では建設技術者たちも土木業界をいいほうに変えていく努力が必要です。そもそも私自身も、この闇を明るくするために技術者から政治家に転身しようと思ったわけですし、しっかりと考えて、私の意見をどんどん提言していきたいと思います。建築確認が役所も民間も激甘というのはまさにこちら側の問題点に属します。