初めての餌場タンジュンパラパンを出発したのはもう夕方
・・といってもまだ16時半ごろなので
まだ暮れるところまではいっていなくて水鏡には青空ですが
徐々に夕焼けモードに
来るときはあまり見かけなかった動物ですが
樹々にたくさん見かけるようになっていました
寝床を探しているのか 暗い樹々の下が危険なのか・・・
こちらは何だか黄昏れている人間のようにも見えますね~~
樹上に見つけたサルたちは
テングザルかカニクイザルたちだけのようでした
日本人の”公園”という感覚ではなんだかそう広くもないような感じですが
タンジュン・プティン国立公園の面積は41万ヘクタール‼
日本でいうと徳島県全体が自然公園になる広さらしい
しかしこれがオランウータンにとって広いと言えるかどうか・・・
濃い緑色の部分が公園
ボルネオは世界で3番目に大きい島です
日本中が住処だった動物が徳島県ほどの広さに追い込まれたら
どれほど狭い世界になったか自ずと知れようというもの
その日本よりず~~っと大きい島を住処としていたのに
今や徳島県ほどの地域にどれほどのオランウータンが生息できるというのでしょう・・・
オランウータンとはマレー語で”森の人”という意味です
日本人の感覚ではここはとても広い自然公園のようにも感じますが
オランウータンにとってはそうでもなくて絶滅危惧種になっているのです
https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3564.html
徐々に暮れていくジャングルの様子はステキです
音はサルや鳥たちの声と
トクトクトクという静かなエンジン音だけ
雨期(末期ではあるけれど)のジャングルなのに
晴れた空は澄んでいて夕焼けの色がきれい
暮れてくると地上に明かりのないここでは
とびっきり大きく見える星と冴え冴えと光るお月様
雨期の熱帯雨林のはずなのに・・・^^;
昼間は暑さと湿気で参りますがこの時間は暑さも和らぎ
船上で風にあたりながらくつろいでいると
不思議な世界に引き込まれて行きます・・・
贅沢過ぎる空間と時間です
1時間後ようやく今夜の宿泊ロッジに到着
昼間の歩きではさすがジャングル!で
実は汗びっしょりだったので
急いで部屋のシャワーを浴びて船に戻り夕食を頂きました
夕食時の船はロッジの素朴な桟橋に係留してあって
周りに何もなくなんの音もしなくて自分たちの声だけが響きます
この時間も不思議な感じでした
宿泊したロッジ敷地内の様子です
昼間チェックインの時にちょっとだけ写したロビーの様子
ロビーの宿帳の大きさにかなりビックリ!Ww
演台のようなテーブルからはみ出していますね(;^ω^)
Wi-Fiは使えますが管理棟付近しか入りません
ダイニングの建物はとても広く
食事も(朝食ですが)船よりは私たちが口慣れたお味のものが出てきました
ローカルメニューとウエスタンメニューがあって選べます
2泊しましたので両方いただきましたが
どちらも美味しかったです
宿泊棟はもちろん木造で平屋
これは自分の部屋と間違えて写したコテージ風の部屋ですが
私たちは長屋風に部屋が並んでいる棟でした(;^_^A
写していません(笑)
部屋の入口ドアの上下は隙間だらけでした
部屋の中
天蓋のお姫様ベッドのようですが これは蚊帳そのものなのでしょう
電子ベープ(電気蚊取り器)のようなのが設置してあり
エアコンも点いていましたので快適な室温でしたから
蒸し暑くて寝られないということはありませんでした
タオルは写真のベッドの上にあるバスタオルのみで
フェイスタオルはありません
歯ブラシもなくて必要ならフロントでもらえそうですが
ビッグヘッドのローカル歯ブラシなので日本から持参しました
飲料水はペットボトルが用意されていましたので
歯磨きも水道水ではなくてそれを使いました
このあとすぐダイビングクルーズに出かけますので
お腹に合わない水だとあとで困るのです・・^^;
シャワー室の造りもかなりローカル
床も板張りでした
シャワーはお湯が出るという事だったのですが
私たちの部屋はチョロチョロ程度
たっぷり出たという人もいたので
部屋の場所とか集中する時間とかで違いがあるのかもしれませんね
船の宿泊だと水シャワーしかありませんので
これでも有難かったのですけれどね
蚊に刺される心配も格段に違いますし!
不便なようですがこれ以上のものを求めてはいけないと思いました
快適でゴージャスなホテルライフを求めるなら
こんなところに来てはいけなし
こういうところにそんなホテルなどを造ってもいけないと思うのです
エアコンのある部屋に宿泊した私が言うのも矛盾しているようですが・・・
ガラパゴスは最初の世界遺産からすぐに危機遺産に転落したのは
みなさんご存じの通り
観光客が押し寄せて
ホテルが立ち並ぶようになって
ゴミ問題が深刻化し
環境破壊も深刻化しetc.・・・でしたね
エコロッジは川の対岸(川が国立公園の境目なのかな・・?)にあります
前掲地図の北の境界線辺りがこの川です
対岸だからといってもすぐ町などがある訳ではなくて
たぶん準国立公園というか緩衝地帯というか・・
そんな感じのところにあるように思います
これ以上破壊が進まないことを祈ります
(つづきます・・・)
秘境の森の中で、オラウータンを身近に見ることは、
とても素晴らしいことです。
静寂な世界での体験は、きっと一生忘れることのない
いい経験ですね。
ブログ更新、楽しみです⭐️
きっと忘れないと思います
自然の大切さは自然の中で感じるもの・・・そんな気がしました
逆に不便さばかりを感じる人もいるのでしょうねーー(~_~;)
人は様々なので難しいことです
ノロノロ更新でお恥ずかしいですが
楽しみとおっしゃって頂いて嬉しいです♪