先日、友達夫婦のお宅へ、カレと一緒におじゃました。
アパートは新築、新品の家具、家電の数々
ドラム式洗濯機を見て感動し、ワンタッチ開閉の冷蔵庫を見て
飛び上がり、大きなテレビに目が釘づけ!!
まるでモデルルームのようなおしゃれで素敵なインテリア
そして、何より、新婚ほやほやのふたり
すべてが、ぴっかぴかで、きらきらで、きれいで、素敵なおうち!
幸せそうであこがれちゃうなあ
だけど私には、あまりにまぶしすぎて、最初から最後まで緊張して
ちょっと落ち着けなかったり・・・
その帰り、カレも私と同じで、なんかずっと緊張したって聞いて
価値観が似てるのかな・・って思って、なんだか少しホッとした 笑
でも、幸せそうなふたりに、私たちも幸せをわけてもらった気分
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次の日、地元では穴場としてかなり有名な、ホルモン専門店に
カレと飲みに行った。
お店は、失礼ながら、お世辞にもキレイといえるところではなく
七輪の炭の煙が店内をもくもくと燻して真っ白。
メニューはホルモンと玉ねぎしかない。
飲み物は瓶ビール。
そんな、場末感漂う場所。でもなんだかとても落ち着く。
そこで、カレがふと『誕生日って、仕事なの?』って聞いてきた。
私はそのとき、すごく、ほんとにとても幸せな気分になった。
ただ、そう聞かれただけなのに、不思議。
誕生日はまだまだけっこう先なのに・・・。
気にかけてくれてるんだ。
そう思ったら嬉しくて。
店内は、煙でもくもく。
全くといって、色気も無く、野暮ったい風景だけど。
私は嬉しくて浮かれた。
「誕生日、なにもいらないよ」って言った。
カレは隣で笑ってたけど、ほんとにそう思った。
またこうして、ふたりで一緒に飲みに来れたらそれでいいよ。
それが私にとって、とても幸せだから。
・・・お店を出たら雨脚が強くなってた。
ふたりで傘をさす帰り道。
幸せのかたちは色々ある。
これが、私のかたちかなあ。
隣りを歩く横顔を見ながら、そんなことを思った。