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たいせつなきみ

2009-01-20 | ●M*log ・・・ 

    

少し時間が経つけど、昨年のクリスマスのおはなし。


「今年のクリスマス、寂しいんじゃない? 色々あった直後だし・・・」

そう心配してくれたのは、例の恩人の彼女。

「だけど・・・なんていうの、日本ってなんだか、クリスマスは
 “恋人と過ごさなきゃ”っていう独特の雰囲気だよね・・・不思議」

海外生活の長かった彼女には、それは不思議な光景にみえるのかな。
ショップや、ホテルや、レストランなんかの商戦のにぎわいも。


日本はあまり宗教に熱心でない国のようだけど、その時だけは
皆、熱心なクリスチャンになる、と笑っていた。


私もクリスチャンではないから、今までクリスマスをその“日本式”に
過ごしてきたみたい。

だからきっと、今年のクリスマス、さみしいな・・・なんて
正直ちょっぴり思うところだった。(本当はだいぶ思ってた人)

見透かされ、先に言われてしまったので、ちょっと恥ずかしい。


クリスマスの他にも、日本の宗教観はおもしろい(変な?)
ところがあるらしい。 興味深い話だった。

神社へ行って神様にお願いして、お寺で仏様に手を合わせ
結婚式はチャペルで・・・そのときによって、信仰が違う。

なるほど・・・。そういわれれば、そうだ・・・。
今まで神事や法事やクリスマスを、単なるイベントのようにしか
考えてなかった。

日本独特なのかも。

世界は広い!!

そうよ、そう考えたら、クリスマスなんてたとえ独りだったって
ぜんぜんさみしくないわ!へっちゃらよ!


・・・しかし、ここは日本でした。
私は、ジャポニカ学習帳で育ったきっすいの日本人。

「クリスマスはカレと過ごすの?」というシーズンオキマリの
せりふに、やっぱり心を揺さぶられてしまうのだった・・・。 


クリスマス翌日の夜
『今から時間ある?』という彼女からのメール。

『渡したいものがある』らしい。なんだろう?
雪の降るなか、わざわざきてくれた。


―それは絵本だった。
 メッセージカードも添えられてた。


そこには私を励ましてくれる言葉が・・・。

おもいきり泣いていいですか?

なんていい友をもったことでしょう・・・! 感謝。

絵本もカードもそうだけれど、今年のクリスマスプレゼントは
何よりスペシャルなものだ、と思った。


『たいせつな きみ』

寝る前に絵本をそっとひらくと

『きみは、ありのままのきみでいいんだよ』

そんな声が聞こえてくる。






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