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バター

2007-06-18 | ●Reading ・・

     


久々に本棚から引っ張り出して読んでみた。

『Where Has My Butter Gone?』  “バターはどこへ溶けた?”


数年前、この本を買って読んだ時は、あまり心に響かなかった記憶がある。

でも、今改めて読んでみると、思うことが全然違う。


“かけがえのないもの・・・・・
 ほんとうにつらいときに、
 なにもなくなったときに、
 だれもいなくなったときに、
 心に浮かぶあたたかいもの”
  

“なんのわけもなく、
 なんとなく好きというのが
 きっと、
 いちばん好きということなのだろう”


ああ、すごくわかるなぁ。


そして、いちばん心に響いた言葉。

“ありふれた幸せに気付け”

この言葉、素敵!


晴れの日曜日、大好きな人とだらだら、のんきに過ごす
なんでもない一日。
それがどれほど幸せかって!今日(昨日)まさにそう思った。

本当に。


その他にも、たくさんの格言的な言葉が詰まってるけど
あまり引用しすぎるのもアレなので、胸にしまっておく。


この本はジャンル的には、ビジネス本なのかもしれない。


登場するのは『キツネ・ネコ・リス・バター・二足歩行の動物(人間)』
まるで絵本のような、さっぱりしていてわかり易いこの物語の中には
野心を持って、何かに追われるように忙しく邁進しているような人達への
メッセージがたくさん含まれていると思う。


だけど、そんな風に働きマン的ではない私でも
考えさせられるものがあった。

単純だけど奥が深い、哲学書という感じ。


数年前にはわからなかったものが、少しだけみえるようになってきたかな。

・・・歳とってるなぁ、確実に。




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