そういえば・・・旅の夜、宿泊した部屋にて、こんなものを飲んでみました。
ご当地ビール、『鬼伝説』。
それにしても、『鬼伝説』ってすごい名前。
切り絵調の貫禄たっぷりの鬼が、しっかとこちらを睨みつけています。
プルタブを開けて飲もうとしたものなら、金棒でぶん殴られそうな予感がします。
でも、鬼の伝説たるを知るためには、リスクを恐れずに飲んでみないと!
さて、かんじんのお味のについてですが。
すこ~し黒糖の味?がする甘酸っぱいビール。
まああれです、赤いボディから普通だいたい想像はつきますし、よく見れば
しっかりレッドエールという表記もありますし・・・。
えー、わたくし、遅ればせながら、飲み口をつけたそのあとに思い出しました。
伝説にばかり気をとられ、大事なことを見落としていたようです。
いくつか内外国のビールを飲んだことがある中で、ベルギーのレッドビールが
ちょっと、というか、けっこうだいぶニガテだったということを。
すかさず渋い顔で、これ以上飲めないというサインを出す。
それこそ金棒でぶん殴られそうです。
そんなこんなで、私は、鬼の伝説を知ることを早々に断念。
残りはカレにゆだねました。
飲みほしたあとのカレは、何かを悟ったような表情で遠くを見据えていました。
『伝説』に触れたのでしょう。
ただ酔っ払ってポーッとしていたわけではないと思いたい。
カレはおいしかったと言っていたので、私のようなレッドエールが苦手という
人でなければ、おいしい地ビールなんだと思います!
一飲の価値アリ、アリアリアリ・・・アリーヴェデルチ!
このときはまだ、明くる朝、試練の冒険が待ち受けているということも知らず
宵に酔いしれていたのだった・・・・・・。
<つづく>