(↑ラヴェルの散歩道)
マルグリット・ロン。
ハンサムな青年将校
マルリアーブ大尉と
結婚しましたが
軍人ながら玄人はだしの
音楽鑑賞眼の持ち主で
フォーレや
ドビュッシーとも親しく
彼女のピアノを中心に
音楽談義に花を咲かせて
いたようです。
2人の仲睦まじい生活は
第1次世界大戦により
暗雲が立ち込めます。
戦場に向かった
マルリアーブ大尉は
命を落として
しまいました。
✨✨✨✨✨
夫の戦死から5年後
45歳のマルグリットは
ラヴェルのピアノ組曲
「クープランの墓」を
初演します。
この作品は
フランス・バロック
最大の作曲家
フランソワ・クープランの
記念碑というかたちを
取りながら
戦没した6人の友人たちに
捧げる6つの小曲から
構成されています。
第6曲目の
「トッカータ」が
マルグリットの夫
マルリアーブ大尉の
霊に捧げられて
いたのです。
最愛の夫の死に
演奏活動から
遠ざかっていましたが
夫と親しかった
ラヴェルが
書いてくれたこの曲に
集中することで
苦しみがふっきれた
ようです。
マルグリットは
フランス近代の
大作曲家
フォーレ・ドビュッシー・
ラヴェルと親しく交友を
結びますが
最も気があったのは
ラヴェルでした。
ラヴェルは彼女のために
ピアノ協奏曲を
作曲中だと話します。
「最後はピアニッシモの
トリルで終わるのですか
構いませんか」と
聞いておきながら
ピアニッシモのトリルは
フォルテッシモの
衝撃的な和音に姿を
変えていました。(@_@;)
しかも楽譜を
持ってきたのは
なんと初演日の
2ヶ月前。(@_@;)
限られた時間の中で
マルグリットは
みごとな演奏で
初演を成功させました。
その後、
ピアニストと指揮者として
演奏旅行にまわりますが
行く先々で
マルグリットは
4ヶ月ばかり歳下の
ラヴェルから
さんざんな迷惑を
こうむります。
彼はダンディな
いでたちとは裏腹に
落としものの名人
だったからです。(笑)
それでも彼女は
憎めないラヴェルを
姉のような懐の深さで
彼の面倒を見続けました。
ラヴェル
ピアノ協奏曲ト長調3楽章
マルタ・アルゲリッチ
今日も暑い1日でした。
今日は、2台ピアノの合わせ。
かなり、速度をあげられました。
ところが、ソロ曲(5分未満なのに)で
暗譜落ち!もう〜〜、自分に腹がたつ。
クープランの墓には、そのような
訳があったのですね。
戦争は、たくさんの人に影響しましたね。
今、フレデリックフォーサイスの自伝?のような
本を読み始めて、ナチス登場中です。
見かけとちがったドジぶりに、
しようがないわねえと
いう顔つきの写真?!
こんばんは。
タランテラ、速度を
上がった?
気持ち良かったですね。
ソロは残念。
集中力が切れた?
でも凄い頑張りです❗❗
今夜はどうかゆっくり
おやすみ下さいね。