幼い頃に弾かせて頂いた曲で
パデレフスキー作曲の
きれいなメヌエットが
ありました。
パデレフスキーは1860年に
隣国ウクライナの寒村で
生まれ、
父親はポーランドの貴族でした。
ショパンの死後、11年目の事です。
国際的なピアニストとして
大活躍しましたが、
1900年に活動をやめたあとは多くのピアノ曲や
交響曲「ポーランド」を
作曲しました。
ポーランドはロシア、プロイセン、オーストリアの三国が
国土を分割し、統治を行って
いたのですが、
1918年にパデレフスキーが巨額の私財を投げ売って
123年に及ぶ圧政から開放。
独立国家を樹立するのです。
1919年に独立後の初めての
ポーランド首相と外務大臣を
兼務することになるのですが
それは彼が当時のヨーロッパの王侯貴族から学者、知識人を魅了するほどの幅広い教養と格調高い立派な外国語を
話せたことによると
言われています。
1922年に政界を引退。
再び演奏活動に復帰して
最初の演奏会はアメリカの
カーネギー・ホールで行われ
目ざましい成功を遂げます。
ルーズベルト大統領と
古くから親友であったので、彼がニューヨークで
亡くなった時には、
国葬同様の待遇で送り、
アーリントン墓地に埋葬
したのです。
✨✨✨✨✨
長年、パデレフスキー版に
親しんできました。
✨✨✨✨✨
パデレフスキーの演奏。
「メヌエット」
パデレフスキーのメヌエット、
かわいらしくて、好きです。
大人になってから弾きました。
ユーチューブには、
小さい女の子が踊っている画像もありました。
私が読んだ本には、
彼は、ピアニストとしては、
あんまり上等ではなかった（らしい）。
ヒョロヒョロしていたのではなかったかしら。
先ほどテレビで、棒高跳びのブブカ選手も
ウクライナ出身としりました。
ソ連というと、なんとなくロシア、でしたが、別モノですね。
ポーランドもウクライナも農業国。
肥沃な土地は外国から狙われてしまいますね。
スイスなんて、岩山ばっかりで、
だ〜れも欲しがらない？
パデレフスキーのメヌエット、
本当に可愛らしいですね。
同じ時期にベルリンに
ブゾーニとかゴドフスキーなどの名手がいたので
目立たなかったみたい。
多分、お人柄が良いのだと
思います。
(*^^*)
パリ・ロンドン・アメリカ
でピアニストとしても
評判になったようですが。
カリフォルニアに葡萄畑を
持っていたのも全て投じた
そうです。凄い方です！！