SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

喜びの島

2023-08-27 01:58:00 | 日記
残暑厳しい一日でしたが
夕方、扉を開けると
涼しい風が入って
空には秋の雲が
広がっていました。

子供達は来週から学校です。

  🥀🥀🥀🥀🥀

ドビュッシーは
パリ音楽院で
14歳の時に
エミ―ル・デュランの
和声学(作曲の勉強)の
クラスに入りましたが
厳格な教え方で有名だった
ようです。


彼は新しい響きを教える
先生ではなく
古い規則を間違えなく
伝えるタイプだったのです。

ドビュッシーは
普通ではない音の響きを、
つまり
普通ではない音の
つなげかたについて
興味を持ちはじめて
いたので
課題はいつも
先生の赤鉛筆で
真っ赤になっていました。

それでもめげることなく
頑強に続けていましたら、
先生はついに
「すべては断固として
規則に違反している。
だが才能はある」と
言ったのです。


  ✨✨✨✨✨

「喜びの島」

ドビュッシ―の
ピアノ作品は
ピアニッシモで
消えていく作品が
多いのですが、
「喜びの島」だけは
トレモロとアルペジオが
炸裂して狂乱の
フィナーレを迎えます。

フランスの
ロココ時代の画家ワト―の「シテ―ル島への船出」の
影響を受けて
1904年に作曲されましたが
超絶技巧を要求される曲で
豊かな色彩感ときらびやかな
世界観を持つ名作です。

ドビュッシー自身、
「なんと弾くのがむずかしいんでしょう。この作品は
ピアノで演奏しうる
すべての手法の集大成の
ように思われます」と
出版社宛ての手紙に
書いています。

   🎵🎵🎵🎵🎵

マウリツィオ・ポリ―ニの
演奏です。




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