これはディエス・イレという
グレゴリアンのネウマ譜ですが
この続唱は1962年の
第2ヴァチカン公会議以降に
全く歌われなくなりました。
長い歌詞の最後に現れる
「ラクリモサ・ディエス・イッラ」は
モ−ツァルトの絶筆ですが
神の慈しみに包まれているのを
感じさせられる素晴らしい曲。
又、このグレゴリアンの旋律は
沢山の作曲家の作品に挿入されています。
ベルリオ−ズの「幻想交響曲」
リスト「死の舞踏」
チャイコフスキ−組曲の4楽章
マ−ラ−の交響曲「復活」など。
他にも作曲家たちは
この旋律をそっと自作に
忍ばせているのです。
小学生の頃、ミサは全世界
何処でもラテン語で捧げられ
ていました。
グレゴリアン・チャントも
良く歌っていましたので
この「ディエス・イレ」も
覚えています。
高校を卒業する頃から
それぞれの国の母国語での
ミサに変化し始めました。
神秘的で荘厳だったミサが
日本語になると身近になり
わかりやすくなったと同時に
大きな戸惑いを覚えて
「放蕩娘?」になって
しまったことを思い出します。💦💦💦💦