伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

議会質問より 「廃棄物問題について」起こっていたバグフィルター事故

2011-12-21 08:22:09 | 議会

       畔田谷津のいのちを見守る会 坂本文雄さんより
         12/10 朝の冷え込みによる、今シーズン最大の霜柱です。
今朝も寒かったですね。
被災地の仮設住宅、壊れた自宅に住んでいる方々、佐倉の寒さなんか比較にならないでしょうが。
寒さから彼の地を思います。
  
さて、議会質問もラスト。
時間切れで、途中で終わって残念でした。
しかし、最後の質問、バグフィルター破損では、とんでもない事故が起こっていたことが判明しました。

廃棄物問題についてです。
1項目目、四街道市の清掃組合加入問題について伺います。
今議会に清掃組合から四街道市への提案書が出されたことが報告されました。
加入負担金、時期、処理施設の輪番制問題、その他事項についてです。
1点目、現状を伺います。


答、平成22年11月4日 四街道市からの清掃組合に加入打診があった。
平成23年10月20日 清掃組合の回答を出した。
「加入負担金について」は、 28億6418万円と回答した。
「次期処理施設の輪番制について」は、平成22年11月4日に輪番制遵守の回答があった。
「四街道市の土曜日の搬入の件」は、酒々井町の地元の負担、組合の運営経費の増加、佐倉市酒々井町のゴミ収集体制に影響するので、週5日の現行の搬入方法でと回答。
「ビンのコンテナ回収の受け入れについて」は、受け入れは可能。
詳細については引き続き協議する。

2点目、加入負担金が前回の算定時より大幅に変更になっている理由について伺います。

答、四街道市の加入負担金は36億7955万円が28億6418万円となった理由は算定根拠の変更によるもの。
ベースになった数字の変更(予算額から決算額へ)、起債償還の利子の変更等

3点目、今後の進め方について伺います。

答、引き続き協議を進めていく。

今議会開会日に「行政報告」1枚が配布されただけで、一切の説明もないのは如何なものか。
また、事務組合からすでに四街道市に28億6418万円と回答しているが、その金額についても議会へ事前の説明が一切ないことは遺憾である。
議長経由で議会への詳細な説明を求めます。

4点目、一部事務組合の統合問題も出ており、四街道市清掃組合加入問題はこれだけには終わらない可能性があります。清掃組合、葬祭組合の統合問題について、どのような報告を受けていますか。


答、平成22年度に検討した。
議会監査、総務部の人件費、システム経費の軽減が出来るメリットがある。
清掃組合の四街道市の加入問題もあり、進行と併せて検討していくものと考える。

2項目目、放射能汚染問題とリサイクルについてです。
1点目、市原エコセメントが現在稼働中止になっていますが、その理由についてどのように把握していますか。


答、平成23年11月2日 千葉県の「市原エコセメントの放射性セシウムを含む排水に関する対応について」高濃度の排水放流停止について要請を行った内容のメール配信があった。
エコセメント製造過程で出た飛灰を薬品処理し重金属を分離している。
重金属分離設備の排水は排水処理設備を経て海中に放流しているが、その放流水から基準値を超える放射性セシウムが検出された。

我々の理解のできないところで放射能汚染が拡大しているという事ですが、
飛灰の今後の処理について伺います。


答、年間3300トンの飛灰の1/3を市原エコセメントへ、2/3を茨城県鹿嶋市の中央電気工業で処理している。 
中央電気工業へ今後の受け入れの検討を申し入れたところ年度内の受け入れ量100トン増量については協議が整った。
飛灰予測量の160トンが不足している。
関東一帯が同じような問題を抱えているので、新たな確保は難しい。
焼却施設の排出ガスの消石灰の量を減らすことも考えている。

3点目、清掃組合の焼却炉バグフィルターの性能について伺います。
セシウムの沸点は641℃。
燃焼後、排ガスを200℃以下に冷却しバグフィルターで捉えるという事ですが、清掃工場での今までのフィルター破損状況について伺います。
また、破損はどの時点で判明しますか。


排出ガスの浄化にはバグフィルターが重要な設備である。
過去のフィルター破損は平成21年度2度あった。
1度目は布製のフィルターに穴が開いた。
2度目はフィルターが抜け落ちた。
このようなフィルター事故が起こった時、清掃工場の中央制御室で検知する事が出来ることになっている。
24時間監視しながら何らかの問題が起こった時対応ができることになっている。

ショッキングな話が出ました。
こういう事が起こるのだなと驚きました。
震災のガレキが全国にばらまかれ、放射能汚染につながるのではないかと問題になっています。
放射能問題は私たちの足元から取り組んでいかなければならないと改めて考えました。

終わり

想像以上の答弁にびっくりしてしまった。
予定としては、ゴミの減量化につなげていく質問設定を考えていたが、時間切れ。
やはり持ち時間30分で4項目は多すぎた。
突っ込みも足りなかったし、時間配分にも気を回さないといけないし。
続きは次回、じっくりと。



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