伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
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「手乗りスズメ?」とNHK放送の「被曝の森は今」を観て

2012-12-23 08:23:41 | 日記
坂本さんから手乗りスズメの写真を投稿していただいた。



   上野公園の不忍の池周辺で見た手乗りスズメです。
   自然保護団体では野鳥をペット扱いするのは良くないと言いますが、
   用心深いスズメをここまで慣らすのは大変だったろうと思い、
   複雑な気持ちで写しました。
   同じことをする人が数人いるようです。


本当に複雑ですね。
都会のスズメは鉄砲で撃たれることもなく、罠にかかることもなく、人間と共生する道をスズメなりに学習した結果でしょうか。
DNAの中の「人間との距離」が縮まったのかしら。

ところで、
NHKがBSで「被曝の森は今」という番組を放送していた。
2010年にフランスで制作されたドキュメンタリーで昨年5月11日に一度放送した番組の再放送だった。
チェルノブイリ原発から半径30kmの地域の住人は現在強制退去させられ、立ち入り禁止区域になっている。
最初の強い放射能で松の木も枯れ、動物たちも死に絶えたが、その空白地帯に今野生動物たちが入り込んで、繁殖している。
農場も町も放置され、以前の森に戻って、それでも強い放射能の中を動物たちが元気に飛び跳ねている状況を写し出していた。
恰好の放射能被曝の実験場で、生物に与える放射能の影響を調査している。
ねずみは世代交代をが早いので、放射能の影響を見るサンプルとして取り上げられていたが、驚異的な防御能力で耐性ができている、というのが結論。
つまりホルミシス効果を結論として出していた。

しかし、今ウクライナをはじめとして、低線量被曝にさらされた子どもたちが健康被害に苦しんでいるのだが。
そのことは、全然取り上げられていない。

一方的なねずみの実験で、都合のいい結論を導き出していた。
情報を鵜呑みにすると、少量の被曝って体にいいんだね、っていうことになる。
福島で盛んに山下俊一センセイを筆頭に言われていることだが。

番組の意図をよっく吟味しないと、危うくだまされるところだった。
「フランス放射線防御安全委員会」の名称が出てきたところで、この番組はアブナイゾとアラームが鳴ったのだが。

それにしても屈強な体格の男性が、自分の畑で自給自足しているとか、チェリーをもいで食べているシーンなど、胡散臭いやらせとしか思えないのだが、本当に住んでいるのだろうか?



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